誰が税を負担すべきなのか? グーグル、アマゾンなど巨大IT企業の税負担問題、デジタル経済における税のあり方を徹底追究。

デジタル経済と税
AI時代の富をめぐる攻防

定価:本体2,200円+税
発売日:2019年04月18日
ISBN:978-4-532-35816-7
上製/四六判/288ページ
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おすすめのポイント

■20世紀の石油に取って代わるデジタル経済の新たな資源だといわれるビッグデータ。では、これらの無形資産が価値をもつ時代に、税の仕組みはどう変えればいいのか?

■2020年4月からグーグル、フェイスブック、アマゾンなど巨大IT企業に対して売上高2%の「デジタルサービス税」を導入――。英政府発表が衝撃をもって受け止められている。EUも同様に暫定的な措置として3%程度の課税を提案しています。ところが、GAFAの本拠地のある米国は猛反発、この問題をめぐって世界は大きく割れています。「米国vs欧州・その他の国」という構図が明確になる中で、日本企業も大きな影響を受けるこの問題に日本はどう対応すべきなのか? デジタル経済と税をめぐっては、さらに様々な問題が山積しています。
・シェアリングエコノミーが発達する中で、そこで働く人や遊休資産への課税、プラットフォーマーの責任をどう考えればよいのか?
・AI時代にベーシックインカムの導入が必要だといわれるが、それは現実的なのか? 財源は確保できるのか? 広がるといわいれる所得格差の是正に本当に有効なのか?
・ロボットが人間に取って代わる時代には、ロボットに課税すればよいではないか、ともいわれる。それを可能にするには何が必要なのか?――などなど。

■本書は、税制論議の第一人者が、デジタル経済と税の関わりをめぐる問題の論点を整理し、「公平・中立・簡素」という原則のもとで、どのような税の仕組みが必要なのかを提言するもの。欧州では、デジタル課税や多国籍企業への課税をめぐって一般市民も立ち上がるなど、急速に関心が高まっている。経済格差、所得分配など、デジタル経済の重要な側面を理解できます。

目次

  1. はじめに

    第1章 デジタル経済の台頭

    第2章 巨大プラットフォーマー企業と租税回避

    第3章 租税回避をどう防止するのか

    第4章 富(ビッグデータ)は誰のものか 米・欧・新興国の争い

    第5章 タックスヘイブンとの闘い

    第6章 シェアリングエコノミーと税制

    第7章 働き方改革とギグエコノミー

    第8章 ITの成果を納税者利便に活用

    第9章 AIとBI ベーシックインカムの是非を問う

    第10章 AI時代の税制を考える 格差の是正とロボットタックス

著者・監修者プロフィール

森信 茂樹(もりのぶ しげき)

東京財団政策研究所研究主幹、中央大学法科大学院特任教授。(一社)ジャパン・タックス・インスティチュート代表理事、法学博士(租税法)
1950年広島生まれ、73年京都大学法学部卒業、大蔵省入省。証券局調査室長、主税局調査課長、税制第2課長、主税局総務課長、東京税関長、財務総合政策研究所長などを歴任。中央大学法科大学院教授などをへて現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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