中国の失速は新興国によって増幅され、世界危機に波及し、日本経済を直撃しかねない。最悪の経済リスクシナリオを公開する。

中国発 世界連鎖不況
危機のリスクシナリオ

定価:本体1,700円+税
発売日:2016年05月20日
ISBN:978-4-532-35697-2
並製/四六判/272ページ
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おすすめのポイント

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引くといわれたのは20世紀の話。今や、中国がくしゃみをすると世界が凍てつく時代だ。本書は、新興国発世界経済危機のリスクシナリオを明らかにする。

2016年初から新興国不安が再燃、世界中に連鎖。新興国不安とそのリスクは短期的、一時的なものではなく、構造的・継続的なもの。そのリスクにフォーカスし、世界経済への意味合いを探る。

世界経済は、米国サブプライム危機に代表されるバランスシート調整の「第1局面」、欧州ソブリン危機に代表される「第2局面」に続く、新興国危機の「第3局面」に突入する。2000年代初頭以降の新興国ブームのスーパーサイクルも転換してしまう。

本書は、新興国危機が米国、日本といった先進国に波及し、世界連鎖不況に陥るメカニズムを分析。「第4局面」として世界大恐慌以来の不安にもなり得るものであり、世界連鎖不況はアベノミクスにとっての最大のリスクというべきものだ。

みずほ総合研究所の抱く基本シナリオでは、新興国の減速と先進国の緩やかな回復を見込む。しかし、リスクシナリオとする「第4局面」では、新興国が深刻なバランスシート調整圧力を抱え、先進国も含めた世界連鎖不況・同時不況に陥ることになる。

唯一のけん引役である米国も利上げによって減速、世界にけん引役不在の「世界水没」不安、世界同時恐慌の再来、世界全体に波及するリスクが存在している。

目次

  1. Ⅰ 鳴動――忍び寄る世界連鎖不況

    Ⅱ 異常――世界大恐慌再来の「第4局面」

    Ⅲ 断絶――中国 大調整期に突入した「世界の時限爆弾」

    Ⅳ 連鎖――新興国リスクの検証

    Ⅴ 加速――地政学という第3のリスク

    Ⅵ 逆流――想定外のマネーフロー

    Ⅶ 衝撃――最大の被害者は日本

    終章 処方箋――大恐慌再来を回避できるか

著者・監修者プロフィール

みずほ総合研究所(みずほそうごうけんきゅうじょ)

トップレベルのリサーチ部門とコンサルティング部門に加え、独自の法人会員制度を擁する日本有数のシンクタンク。みずほフィナンシャルグループのリサーチ&コンサルティングユニットの中核を担う。優れた分析力と国内外のネットワークを駆使し、付加価値の高いマクロ情報の発信や政策提言を行うほか、国や自治体、民間企業の個別課題解決ニーズに対応したコンサルティング・サービスを提供している。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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