日本経済が未曾有の危機に直面しているいまこそ、日銀はデフレ退治を徹底的にやるべきだ。気鋭の論者たちが総力を結集、インフレターゲティング導入やさらなる金融緩和といった大胆な政策転換を日銀に迫る。

まずデフレをとめよ

定価:本体0円+税
発売日:2003年02月12日
ISBN:978-4-532-35030-7
上製/四六判/260ページ
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日本経済が未曾有の危機に直面しているいまこそ、日銀はデフレ退治を徹底的にやるべきだ。気鋭の論者たちが総力を結集、インフレターゲティング導入やさらなる金融緩和といった大胆な政策転換を日銀に迫る。

目次

  1. 第1章 金融政策を大転換せよ
         …岩田規久男(学習院大学教授)
     1 デフレ脱却はなぜ必要か
     2 インフレ目標を設定せよ
     3 長期国債買いオペを大増額せよ
     4 マイルドなインフレにどうやって転換するか
     5 インフレ目標導入反対論に答える

    第2章 デフレはどれぐらい日本経済を蝕んでいるのか
         …岡田靖(クレディ・スイス)
     1 デフレとデノミ――似て非なるもの
     2 良いデフレ論と実質所得
     3 雇用を蝕むデフレ
     4 デフレが支出を冷やす
     5 GDPと失業率
     6 税収と財政赤字への悪影響
     7 デフレが財政破綻を加速
     8 なぜデフレのままでは景気は良くならないのか
     9 お金はたくさんあるのになぜデフレなのか

    第3章 新日銀法下での政策決定と論争地図
         …安達誠司(クレディ・スイス)
     1 6つのテーマで読む金融政策論争
     2 「翁・岩田論争」と日銀理論
     3 論争のパターン
     4 ゼロ金利政策下での金融政策論争(1998年4月~2000年2月)
     5 ゼロ金利解除をめぐる論争(2000年3月~2001年2月)
     6 段階的量的緩和期の金融政策論争(2001年3月~現在)
     7 調整インフレ論からインフレ目標政策へ
     8 先を読んでいた中原提案と「待ち」の姿勢を続けた現実の金融政策

    第4章 構造問題とデフレーション
         …野口旭(専修大学教授)
     1 「構造改革によって不況を克服できる」という錯覚
     2 デフレは「貨幣的現象」であり「実物的現象」ではない
     3 デフレの原因は構造問題なのか
     4 構造改革と金融政策の正しい政策割り当て
     5 中央銀行の真の役割は「物価の安定」

    第5章 歴史に学ぶ 大恐慌と昭和恐慌の教えるもの
         …若田部昌澄(早稲田大学助教授)
     1 歴史に学ぶとは?
     2 アメリカの大恐慌
     3 昭和恐慌――『男子の本懐』の本当の悲劇とは?
     4 歴史の教訓

    第6章 ゼロ金利下でも有効な金融政策
         …高橋洋一(財務総合政策研究所・経済産業研究所客員研究員)
     1 現代のオズの魔法使い
     2 プリンストン大学での体験
     3 インフレ目標政策こそグローバル・スタンダード
     4 インフレ目標政策は有効か
     5 通貨発行益の効果
     6 物価上昇率は上げられないのか
     7 物価連動債を活用せよ
     8 弊害なくインフレ目標政策を確実に実施できる政策は何か

    第7章 日銀の独立性と決定権
         …野口旭(専修大学教授)
     1 中央銀行の独立性と責任
     2 ゼロ金利解除で問われた「中央銀行の独立性」の真の意味
     3 顧みられなかった「標準的な経済理論」
     4 必要な説明責任と結果責任
     5 日銀が負うべき責任をどう明確化するか

    参考文献

著者・監修者プロフィール

岩田 規久男(いわた きくお)

学習院大学経済学部教授。1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院修了。上智大学経済学部教授を経て、1998年より現職。 <主な著書>『昭和恐慌の研究』(編著、第47回日経・経済図書文化賞受賞)、『経済復興』、『デフレと超円高』、『ユーロ危機と超円高恐慌』ほか多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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