PEファンドの活用を通して日本企業が再び活力を取り戻し、健全に成長していくための方法論を提示する企業再生の指南書。

カーライル流 日本企業の成長戦略

定価:本体2,000円+税
発売日:2019年04月03日
ISBN:978-4-532-32278-6
並製/四六判/240ページ
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おすすめのポイント

◆カーライル・グループは、米国ワシントンDCを本拠地として世界中に35ヵ所の事務所と1000名を超えるスタッフを抱える世界最大級のプライベート・エクイティ(PE)ファンドである。1987年の創業以来、運用資産規模を順調に増やし、2001年には日本上陸を果たした。
PEファンドとは「友好的かつ効果的な手法で、既存企業の事業を再構築して成長軌道にのせ、ステークホルダー(企業の株主・その他の投資家、経営者、従業員、取引先などの利害関係者)を満足させる存在」と位置づけられる。

多くの日本企業は1980年代末のバブル景気の崩壊とその後の「日本経済の失われた20年」といわれた停滞期、2008年の米リーマン・ショックによる収益力の減衰とグローバル化への対応の後れ、さらに少子・高齢化が進むことによる国内需要の先細り懸念もあり、様々な経営的な問題や危機に直面している。こうした危機を救い、経営改革を行い、場合によっては新しいプロフェッショナルな経営人材を紹介し、結果として筋肉質で効率性が高い経営力をもたせ、再び収益力と成長力を持つ企業へと変身させる「コーチ役」のような存在がPEファンドであり、その代表格がカーライル・グループである。

◆本書は、PEファンドの仕組みや日本での進化を解き明かした上で、カーライル・ジャパンの手法や実績を成長曲線を描いた7社の実例を通じて詳説する。それらを通じて「日本企業にも再び活力を取り戻し、健全に成長していくための方法論がまだまだある」ということや「それができるのは日本企業にまだまだ供給可能な資本と人的・技術的・ブランド的な資産が残っている今しかない」ということを明らかにし、PEファンドの活用を企業再生の選択肢の一つとして広く訴えていく。

目次

  1. 序 章 企業の強みを生かす投資ファンド

    第1章 ツバキ・ナカシマ
         ―ものづくりで真のグローバル企業に脱皮

    第2章 ソラスト
         ―介護を新たな柱に育てたサービス業の変身力

    第3章 センクシア
         ―「大日立グループ」から独立し、チャレンジ精神を磨く

    第4章 名水美人ファクトリー
         ―後継者問題を越え日本の「もやし」を世界へ

    第5章 三生医薬
         ―「カリスマ経営で高成長」脱し、組織経営で事業承継

    第6章 ウイングアーク1st
         ―次代を見据えて若手経営陣を磨く

    第7章 A R U H I
         ―「住宅ローン一本足打法」からビジネスモデル大転換

    終 章 日本企業の未来はPEファンドの活用にあり

    <スペシャル・インタビュー>
    カーライル・グループ創業者 ウィリアム・E・コンウェイ
    「投資のプロフェッショナルとして日本企業の成長を支援する」

    カーライル・グループ共同CEO キューソン・リー
    「出遅れた日本企業にこそ大きなチャンスがある」

著者・監修者プロフィール

三河 主門(みかわ しゅもん)

ジャーナリスト、編集者
1967年5月、青森県八戸市生まれ。高知大学人文学部経済学科卒業。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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