第一級の会計士が、2015年の発端から現在まで、3年間の経緯を詳細に分析、東芝事件の本質に迫った力作。

東芝事件総決算
会計と監査から解明する不正の実相

定価:本体2,400円+税
発売日:2018年06月19日
ISBN:978-4-532-32221-2
並製/四六判/352ページ
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おすすめのポイント

「パソコンのバイセル取引」「原子力事業の減損問題」「企業結合の会計処理」「取得価格配分手続」・・・全てが明らかに。
東芝の不正会計が、日本のどの会社でも起きるようなものだとすると、この事件の本質――会計や監査上の問題点――を理解しなければ、他山の石になりません。ただ、会計や監査の知識が乏しいビジネスパーソンにとっては、この事件は理解は困難です。
東芝事件は会計や監査に関する様々な問題を提起しましたが、この事件の特徴は、東芝から発表された情報のほか、関係者による通報などで、ほぼリアルタイムで事件が進行した点にあります。しかし、専門家でない読者はもちろん、メディアの報道でも曖昧な(平易すぎる)記述になっていることが、この事件に対するさらなる誤解を招く要因でした。

本書は、会計士の著者が、事件の発端から現在までを分析、平易な言葉で事件の本質を解説するもの。そこから、会計や監査の諸問題を明らかにしていきます。過去の経緯を振り返り、会計・監査面から様々な決算・財務情報を正確に分析、東芝事件の総決算を行います。

目次

  1. 第1章 発覚した会計不正

    第2章 第三者委員会が指摘した4つの事案

    第3章 ウェスチングハウスの買収

    第4章 取り消されていた減損

    第5章 原発工事会社の買収と運転資本不足

    第6章 巨額減損の発表

    第7章 ウェスチングハウスの破綻と連結除外

    第8章 結論不表明と限定付き適正意見

    第9章 債務超過回避策と危機の収束
     
    第10章 上場廃止にしなかった東証の判断

著者・監修者プロフィール

久保 惠一(くぼ けいいち)

公認会計士、カナダ勅許会計士(ブリティッシュコロンビア州)
1953年生まれ、76年大阪大学経済学部卒。等松・青木監査法人に入社。有限責任監査法人トーマツのボードメンバー、デロイトトーマツリスクサービス社長、トーマツ企業リスク研究所所長、日本内部統制研究学会理事を歴任。宣誓書及び上場会社の適時開示に関する研究会委員(東証)、原子力施設安全情報申告調査委員会委員(原子力安全保安院)など経済産業省、総務省関係の委員を多く務めるほか、東京2020オリンピック・パラリンピック招致に関わる海外支払の調査にも関与した。中央大学大学院国際会計研究科客員教授として内部統制の講座を担当し、大手企業の役員コンプライアンス研修などのセミナー講師を多数務めた。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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