創業家との確執、後継者難という悩み、米国流アクティビストとの対立─No.1企業に何が起こったのか。取材記者が描く渾身のルポ。

さらばカリスマ セブン&アイ「鈴木」王国の終焉

定価:本体1,500円+税
発売日:2016年06月07日
ISBN:978-4-532-32095-9
並製/四六判/256ページ
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発売たちまち3刷! 3万部突破!!

最強企業を突如襲った「不信の連鎖」。
その真相に、取材記者が迫る!



「あいつ、なかなかいいだろう。後継者として考えているんだ」
──師弟関係にあったはずの鈴木敏文氏と井阪隆一氏。
しかしその仲はいつしか冷え込み、産業史に残る「お家騒動」へと発展していった。

鈴木氏と井阪氏の対立を軸に展開したカリスマの退任劇は「物言う株主」「社外取締役」「創業家」といった様々な登場人物が入り乱れ、セブン&アイを大きな混乱の渦に飲み込んでいく。

圧倒的強さを誇るセブンイレブンの内側で、何が起こっていたのか。
「コンビニ」という業態を作り上げた男は、どこでつまずいたのか。
微妙なバランスを保っていた創業家との関係は、なぜ崩れたのか。
カリスマ退場で、コンビニ業界の勢力図はどう変わるのか。

日経の取材記者が、全力を挙げてその真相に迫る。

5月26日株主総会のようす、井阪新社長インタビュー、4月7日退任会見の一問一答、サード・ポイント書簡、セブン1号店オーナーからのメッセージ、年表などの資料も満載。


・「どっちが正しいかは歴史が示す」
・「影響力が残ります。本社ビルからは出て下さい」──井阪は、退任する鈴木に引導を渡した
・「なぜ父親に話すのですか」「おかしいでしょ、PTAじゃないんだから」──激怒した井阪、猛烈な抗議
・「鈴木会長の子息が取締役に就任したことは、彼の経歴と社内での実績を鑑みると問題だ」
・「結果は出している」──いらだつ井阪、凍り付く取締役会
・「不徳のいたすところ」──鈴木は何度も繰り返した
・「獅子身中の虫がいた」──サード・ポイントに漏れる社内事情
・立ち上がった「サード・ポイント対策チーム」
・「権力を1人に集中させすぎですよ」「この国で。公開会社ですよ」──社外取締役・伊藤邦雄の矜恃
・「あなたはどこまで鈴木を貶めれば気が済むんだ」──村田前社長は、烈火のごとく反論した
・「なぜ身内でここまで争うのか。恨み節はもう聞きたくない」──社員の嘆き
・世代交代で崩れた創業家との信頼関係。「鈴木にもう少しでも歩み寄る姿勢があれば……」
・「俺もみっともないな。世間からどう見られているか知っているんだよ」──後継者難、鈴木の苦悩
・「多くの優秀な人材が、会社を去って行った」──成長を支えた「業革」の副作用
・「功労者を追い出すなんて許せない」「鈴木会長不在では会社が傾く」──退任を惜しむ株主たち
・「退任はちょっとだけ遅すぎた」──大手食品メーカートップは語る
・「中長期的に見れば追いつくチャンス」──鈴木退任で、コンビニ戦国時代へ
・期待外れのオムニチャネル、不振にあえぐヨーカ堂、相次ぐ買収の失敗──前途多難な「井阪丸」の行方は

目次

  1.  第1部 迷走セブン&アイ
    第1章 ビルから出てください

    第2章 人事案は私の中にある

    第3章 どっちが正しいか、歴史が示す

    第4章 祖業でも退場してもらう

     第2部 コンビニの父
    第5章 常識を覆す成長モデル

    第6章 創業家と中興の祖

    第7章 進化するコンビニ

     第3部 ポスト「鈴木」
    第8章 俺もみっともないな

    第9章 井阪丸、羅針盤なき船出

著者・監修者プロフィール

日本経済新聞社(にほんけいざいしんぶんしゃ)

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