ハコモノ行政の象徴と揶揄されるミュージアムは「お荷物」ではない。逆に、都市に活力をもたらす起爆剤となり得るのだ。ミュージアムの存在価値の大きさを多角的に分析し、都市再生のための経営戦略を示す。

ミュージアムが都市を再生する
経営と評価の実践

定価:本体2,000円+税
発売日:2003年12月16日
ISBN:978-4-532-31092-9
上製/四六判/285ページ
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おすすめのポイント

ハコモノ行政の象徴と揶揄されるミュージアムは「お荷物」ではない。逆に、都市に活力をもたらす起爆剤となり得るのだ。ミュージアムの存在価値の大きさを多角的に分析し、都市再生のための経営戦略を示す。

目次

  1. はじめに

    第1章 経済、文化、ミュージアムの新たな関係
     1 雑木林経済の時代
     2 21世紀はヒトが希少資源になる
     3 芸術文化は都市再生の切り札となる  他

    第2章 都市再生とミュージアム――ニューヨークの事例を手がかりに
     1 ニューヨークの活力を支える芸術文化
     2 芸術文化がもたらす2つの効果
     3 マンハッタンの3大美術館の経営戦略  他

    第3章 進化するミュージアム――地域と人々の潜在力の開拓
     1 ミュージアムの「ビックバン」
     2 自己主張し始めた建物
     3 ミュージアムと地域力  他

    第4章 日本のミュージアムの現状と今後
     1 増え続けるミュージアム
     2 ミュージアムの危機
     3 社会・都市問題として捉えるミュージアム  他

    第5章 ミュージアムと経営
     1 非営利組織の生産性
     2 ミュージアムの業種特性
     3 眠れる資産の活用1(固定費の回転率向上)  他

    第6章 行政主導から地域主導へ――改革の担い手の交代
     1 ミュージアム・バッシング
     2 やみくもな行政改革の弊害
     3 政府による支援と関与  他

    第7章 ミュージアム評価の時代
     1 評価が求められるわけ
     2 ミュージアムを評価する手法
     3 日本の国公立ミュージアムの評価  他

    第8章 改革メニュー――ミュージアム・リテラシーの向上にむけて
     1 着眼大局、着手小局
     2 集客戦略――マス展開からターゲット集中へ
     3 立地戦略――展示と収蔵の分離  他

    おわりに
    参考文献

著者・監修者プロフィール

上山 信一(うえやま しんいち)

大阪市立大学教授(大学院創造都市研究科)、慶応義塾大学教授(大学院政策・メディア研究科)を兼務。1957年大阪市生まれ。京都大学法学部卒、米プリンストン大学修士(公共経営)。運輸省、マッキンゼー、米ジョージタウン大学研究教授を経て現職。専門は企業・政府の経営改革。 <主な著書>『「政策連携」の時代』(日本評論社、第1回NPO学会賞、及び第5回フジタ未来経営賞受賞)、『パブリック・セクターの経済・経営学』(共編著、NTT出版)、『入門ミュージアムの評価と改善』(アム・プロモーション)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

稲葉 郁子(いなば いくこ)

フランス国立美術館連合日本法人(RMN Japon)勤務。東京生まれ。上智大学外国語学部卒、米シカゴ大学修士(人文科学)。新聞社の文化事業やニューヨーク近代美術館(MoMA)インターンなどを経て現職。専門は文化政策、美術館学。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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