世界一の人口大国・中国の人口が減少に転じる。その時何が起きるのか。貧困の解決か、大国の斜陽か。敏腕ジャーナリストが真実に迫る。

定価:本体920円+税
発売日:2020年01月15日
ISBN:978-4-532-26419-2
並製/新書判/296ページ
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おすすめのポイント

■「肥満児急増」「恋人レンタル、結婚をしない若者」「5千万人分の食べ残し、いまや飽食の時代」「剰男(男余り)東南アジア、ロシアからの花嫁」「驚愕の判例『親の面倒を見ないと遺棄罪』」「広場ダンスに熱狂、早すぎる50歳定年」「巨額の教育費、医療費、結婚できない若者」「徴兵検査の半数以上が不合格」などなど――。

■中国が人口世界一の座を5年後にも、インドに譲ることに。14億人といわれる人口は中国の成長の源泉であり、成長の阻害要因でもありました。その巨大な人口が減少に転じるとき、中国で何が起きているのか、これから何が起きようとしているのか。

■ペストの流行が中世の終わりを招来し、ルネサンスをもたらしたように、中国の人口減少は農村の貧困問題を解消し、AIによる発展をもたらすのか、それとも、大国の斜陽をもたらすのか。

■本書では、敏腕記者が、中国社会の実情を伝えるニュースや出来事を通じて、中国の人口問題の全体像を明らかにしていきます。あわせて、中国の人口減少という世界史的な大転換とどう向き合うべきなのか、その糸口を提示します。

■著者は広く読まれた前著『中国「内陸発」:底辺から見た中華世界の真実』(1999年刊、2002年ビジネス人文庫化)で、経済発展の進み始めた中国社会の変貌をビビッドに描きましたが、今回は、予想外に早く発展の下り坂を迎える中国社会の変化を豊富な話題で解説します。

編集者より

「肥満児急増、児童の体力低下」「レンタル恋人」「都市機能がパンク、ゴキブリで生ゴミ処理」「剰男(男余り)東南アジア、ロシアから花嫁」「消滅した大家族」「親の面倒を見ないと遺棄罪」「広場ダンスに熱狂、早すぎる50歳定年」「巨額の教育費、医療費、結婚できない若者」「徴兵検査の半数以上が不合格、人民解放軍の将来はどうなる?」――などなど。

人口抑制のためにとられた「一人っ子政策」の時代に生まれ育った若者たちが大人になる時代を迎えた中国では、急速な少子高齢化と、経済成長に伴う農村から都市への人口移動と相まって、人々の生活習慣から家族の形態、都市・農村の姿も激変、驚くほどの変化が進行中です。

しかも、巨大な人口大国・中国は人口世界一の座を5年後にもインドに譲ることに。14億人といわれる人口は中国の成長の源泉であり、成長の阻害要因でもありました。その巨大な人口が減少に転じようとするもとで、中国で何が起きているのか、これから何が起きようとしているのか。

ペストの流行による人口減少が中世の終わりを招来し、ルネサンスをもたらしたように、中国の人口減少は農村の貧困問題を解消し、世界に先駆けて開発に力を入れる人工知能(AI)技術による発展につながるのか、それとも、大国の斜陽をもたらすのか。

本書では、中国・アジア取材を積み重ね、中国語・英語媒体でも報道を続けている敏腕記者が、中国社会の実情を伝える現地のニュースや出来事を通じて、人口構造の変化に直面する中国社会の変化を明らかにします。あわせて、中国の人口減少という世界史的な大転換とどう向き合うべきなのか、その糸口を示唆します。

少子高齢化で先行する日本との比較ではうかがい知れないほどの大きな社会変動が生じていること、さらにその変化が人口減少トレンドのもとで大きな衝撃を内外にもたらすこと、中国社会が抱える大きな課題が、生き生きとした題材とその背景解説を通じてよく理解できる本です。

(2020.1.7)

目次

  1. 序 章 人口減少の足音

    第1章 一人っ子狂想曲

    第2章 一人っ子が変える社会

    第3章 労働力減少時代への備え

    第4章 豊かになる前に老いる

    第5章 中国の対外膨張はどこへ

    第6章 世界史から考える中国

著者・監修者プロフィール

村山 宏(むらやま ひろし)

日本経済新聞編集委員。1986~87年、上海の復旦大学法学部に留学、1989年、早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。香港支局記者、台北支局長、アジア編集総局編集部長兼編集委員(バンコク駐在)を経て、現職。このほか長年、日経の英語媒体、中国語媒体に執筆を続けている。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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