耐えることができない、すぐ感情的になる、優先順位が決められない、主張だけは強い・・・・・・。今の新人に抱く違和感。そのルーツとは?

伸びる子どもは○○がすごい

定価:本体850円+税
発売日:2019年10月10日
ISBN:978-4-532-26412-3
並製/新書判/232ページ
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おすすめのポイント

●仕事に不適応な新人社員
注意されるとすぐに落ち込んでしまう新人。場合によっては翌日から仕事に来られなくなるケースも。一方で、注意に反発し、仕事の改善が見られないケースなども発生。どうやって接すればいいのか、悩む上司なども大量に発生している。

新入社員になる以前に、小学校の現場では、暴力事件が急増中。子ども同士のコミュニケーションも変調を来しているのだ。中学受験を目指すなどの早期教育は効果はあるが、その効果は一時的なもの。さらには、今の子どもは友達と遊んだり、自然と触れ合ったり、いろいろ冒険したりして、主体性や多様性を身に付ける機会が減っている。
本書では、本来身に付けるべき子どもの教育について、親の立場、会社で指導する立場から見る。

●自己コントロールなどの「非認知能力」が求められる

2000年にノーベル経済学賞を受賞したヘックマンも、40年にわたる研究で、早期教育が知的能力を一時的に高める効果については認めている。しかし、それだけが学歴や収入という成功に結びついたわけではないと結論づける。現に認知能力(知的能力)に関しては、8歳の時点で効果は失われている。だが、成人後のデータを見ると、早期教育を受けたものの方が、学歴も年収も高くなっていた。協調性、忍耐力、やる気などの非認知能力がその後の成功のカギを握る。
そのためには子どもへの結論を急がない。ひたすら待つ、一緒に考えるという姿勢も必要になるのだ。
本書は子育てについて、心理学や教育学の最新の知見から語るので説得力がある。本書は、『ほめると子どもはダメになる』(新潮新書)の第2弾ともいえる内容で、子どもの忍耐力や協調性、自立性の必要性を強く説く。子育て(幼稚園児、保育園児、小学生)に悩む親世代にとっては、必読の一冊。

目次

  1. プロローグ

    第1章 「頑張れない」「我慢できない」――今の子ども時代に足りないもの

    第2章 早期教育に走る親たち――果たして効果はあるのか

    第3章 幼児期の経験が将来の学歴や収入を決める?

    第4章 子ども時代に非認知能力の基礎をつくっておく

    第5章 子ども時代の習慣形成でレジリエンスを高める

著者・監修者プロフィール

榎本 博明(えのもと ひろあき)

MP人間科学研究所代表、心理学博士
1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学助教授等を経て、現職。
著書に『ほめると子どもはダメになる』『「上から目線」の構造』『薄っぺらいのに自信満々な人』『その「英語」が子どもをダメにする』『50歳からのむなしさの心理学』など多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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