プロ野球の平成30年間を振り返り、ここ一番で勝負を分けた決定的瞬間を活写し、コンパクトなコラムにギュッと凝縮。ファンなら見逃すな!

定価:本体850円+税
発売日:2018年12月12日
ISBN:978-4-532-26391-1
並製/新書判/232ページ

おすすめのポイント

日経新聞のプロ野球担当記者が、この30年の取材を通して、現場に居合わせた40あまりの名勝負をコンパクトなコラムにギュッと凝縮して活写。時代を追って並べることで、平成の世の移り変わりをプロ野球も色濃く映し出していることがわかります。

平成の最初の10年間は選手、監督とも昭和の"名優"が主役を努めていますが、平成も十一年を迎えると松坂大輔が球界入り、主役はイチロー、松井秀喜、松坂世代の選手たちに入れ替わり、彼らの多くは先駆者・野茂英雄の後を追ってメジャーを目指します(この流れはサッカー・Jリーグとも軌を一にしているようです)。

そして平成が二十年を越えると、投手の継投策はもはや当たり前となり、プロ野球は1対1の主役同士の対決よりもチームの総合力で戦うのが当たり前の時代となります。だから1対1のライバル対決はより光を放つことになります。

本書で取り上げた名勝負は西武・清原和博×近鉄・野茂英雄、ヤクルト・古田敦也×中日・落合博満、ロッテ・黒木知宏×オリックス・プリアム、西武・松坂大輔×オリックス・イチロー、広島・黒田博樹×巨人・松井秀喜、ソフトバンク・斉藤和巳×日本ハム打線、阪神・藤川球児×中日・ウッズ、日本ハム・ダルビッシュ有×楽天・田中将大、広島・前田健太×巨人・菅野智之、日本ハム・大谷翔平×西武打線……最後は日本シリーズ2018第5戦のソフトバンク・明石健志×広島・フランスア。

読み切りスタイルのコラム集で、どこから読んでも楽しめますが、最初から通読していくと、何をきっかけとして野球のスタイルが少しづつ変化していったのかに気づかされ、驚かされます。そして、コラムで取り上げた試合や選手のプレー、監督の采配などを思い出しながら、読者はその時々のプライベートの記憶も必ずや思い出すことになるはず。プロ野球ファン必読の平成史が本書です!

目次

  1. Ⅰ 平成元年から十年(1989年~1998年)

    近鉄・阿波野秀幸×日本ハム・西崎幸広(平成元年十月八日)
     時代をまたいだトレンディー対決

    近鉄・ブライアント×西武・渡辺久信(平成元年十月十二日)
     人知を越えた4連発

    西武・清原和博×近鉄・野茂英雄(平成二年四月十日)
     斬るか、斬られるかの真剣勝負

    ほか

    Ⅱ 平成十一年から二十年(1999年~2008年)

    西武・松坂大輔×オリックス・イチロー(平成十一年五月十六日)
     自信が確信に変わった瞬間

    長嶋・巨人×王・ダイエー(平成十二年 日本シリーズ)
     ミレニアム対決分けた一瞬のためらい

    近鉄・北川博敏×オリックス・大久保勝信(平成十三年九月二十六日)
     奇跡のシーズン締めた満塁弾

    ほか

    Ⅲ 平成二十一年から三十年(2009年~2018年)

    日本・イチロー×韓国・林昌勇(平成二十一年三月二十三日・第2回WBC決勝)
     宿命の日韓対決制した一振り

    日本ハム・武田勝×巨人打線(平成二十四年・日本シリーズ第2戦)
     巨大戦力を翻弄した小さな巨人

    広島・前田健太×巨人・菅野智之(平成二十七年四月九日)
     究極の投げ合いの切なさ

    ほか

    Ⅳ 高校野球 平成名勝負

    松山商×熊本工(平成八年八月二十一日)
     大旗を射止めたバックホーム

    横浜・松坂大輔×PL学園(平成十年八月二十日)
     怪物を人の子に戻した粘り

    金足農×近江(平成三十年八月十八日)
     「公立野球」の結晶、2ランスクイズ

    ほか

著者・監修者プロフィール

篠山 正幸(しのやま まさゆき)

日本経済新聞運動部編集委員
1985年、日本経済新聞社入社。運動部で主に野球を担当。運動部長、電子版ライフ&スポーツ編集長を経て現職。著書に『プロ野球 心にしみる80の名言』、共著に『プロ野球よ! 』(日本経済新聞運動部編)など

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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