女性活躍推進が始動して5年、それでも輝けないのはなぜ? 男性管理職も知っておきたい生の声をルポ。
働く女性 ほんとの格差
ISBN:978-4-532-26382-9
並製/新書判/256ページ
おすすめのポイント
正社員の7割が、自分を"負け組"だと思っている??
なかなか思うように進まない日本の女性活躍推進。
その原因と処方箋を働く女性たちの声からあぶり出す、日経編集委員渾身のルポルタージュ。
「うちの女性課長、何とかしてください! 」――男性社員から起こる悲痛な声
「みんな残業しているのに、ママ友とカラオケ? ありえないです」――子アリ子ナシの溝
「夫がイクメンなら今頃私は管理職なのに・・・・・・」――一筋縄でいかない家庭とキャリアの両立
「同じ『働く母』とはいえ、実家が近いあの人とは違います」――ワーキングマザーの環境差
「今はパート主婦。活躍する元・同期と大きな差がついてしまった」――高学歴主婦の憂鬱
「女性活躍推進? 全く実感ありません。私とは別世界の話ですね」――非正規社員の本音
一体、何が彼女たちの行く手を阻んでいるのか? 「輝けない」40人の証言をもとに、職場の女性社員の力を最大限に引き出すための方法を考える。
目次
- プロローグ 女性活躍を実感できない女性たち
第1章 ガラスのハイヒール――女性管理職の憂鬱
第2章 産んだ者勝ち?子育て優遇にうんざり
第3章 事情はそれぞれ……孤立無援なワーキングマザー
第4章 立ちはだかる「おっさん型社会」の壁
第5章 専業主婦、非正規……「開かない扉」の前で
第6章 女性が変わる職場の条件
終 章 女性活躍推進は魔法の杖ではない
著者・監修者プロフィール
東京・編集局経済解説部編集委員
1964年新潟県生まれ。早稲田大学卒。1988年日本経済新聞社入社。少子高齢化や女性のライフスタイル、企業の人事制度などを主に取材・執筆。2015年法政大学大学院MBA(経営学修士)取得、修士論文のテーマは女性管理職のキャリア意識とその形成要因。女性面編集長を経て現職。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。