寒冷化や干ばつによる飢饉、疫病、戦争――。古来、日本人が異常気象にどう立ち向かってきたのかを豊富な逸話とデータで描く異色作。

定価:本体800円+税
発売日:2019年01月09日
ISBN:978-4-532-19884-8
並製/A6判/344ページ
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おすすめのポイント

われわれの先祖はいかにして立ち向かったのか?
異常気象との攻防1400年!

様々なエピソードを詳細なデータに基づき分析する。

●「銃 病原菌 鉄」の日本史版!
本書は、われわれ日本人の祖先が気候変動に対しどのように立ち向かってきたかについて、歴史の流れに沿って記したもの。気候変動に起因する災難等への各時代の人々の行った対応策に力点を置いています。

日本人は自然災害に対して受け身であり過去の経験を活かす意欲に欠けるといわれることがありますが、そんなことは決してありません。われわれの祖先も現実を直視し、苦悩する中で何とか打開策を見出そうと模索し、予防策を真剣に考え行動を起こしてきました。その歴史を振り返り、今も頻発する異常気象、災害にどう対処すべきかを学べる1冊です。

編集者より

律令制を崩壊させた干ばつ、戦国大名たちを動かした飢饉、江戸幕府による窮民政策――。日本の歴史を動かしてきた、気候との1400年に及ぶ闘いを描いて好評を博した異色作を文庫化しました。

気象災害が毎年のように日本列島を襲っています。こうした現象は今にはじまったわけではなく、むしろ日本の歴史は異常気象との攻防の歴史であったともいえます。

寒冷化や干ばつといった異常気象や気候変動に起因する飢饉、戦争といった災難に、時の為政者、庶民は試行錯誤しながら対応してきました。

本書は、歴史と気候を結びつける豊富なエピソードと、それを裏付ける緻密なデータを元に解説する文明史です。そこには、現代を生きる我々にとってもきわめて有意義な叡智が散りばめられています。

自然科学と人文科学の領域をまたがり、さらには異なる歴史区分について記述する場合、細分化された研究分野を攻めてきた大学研究者では時代を越境した記述を大胆に行うことはなかなかできません。本書には、在野の研究者ならではのユニークさがあります。

目次

  1. プロローグ 太陽活動と火山噴火がもたらす気候変動

    第Ⅰ章 平城京の光と影

    第Ⅱ章 異常気象に立ち向かった鎌倉幕府

    第Ⅲ章 「1300年イベント」という転換期

    第Ⅳ章 戦場で「出稼ぎ」した足軽たち

    第Ⅴ章 江戸幕府の窮民政策とその限界

    エピローグ

著者・監修者プロフィール

田家 康(たんげ やすし)

農林中金総合研究所客員研究員
1959年神奈川県生まれ。81年 横浜国立大学経済学部卒。農林中央金庫森林担当部長、(独)農林漁業信用基金漁業部長を経て現職。2001年気象予報士試験合格。日本気象学会会員。日本気象予報士会東京支部長。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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