新たな経済危機に直面し、日本企業の多くは株主重視経営とグローバル・スタンダードという軸を失い、「失われた10年」と同じ迷走を繰り返しかねない! 日本企業の選択すべき道を明示した経営改革論を再び世に問う。

デジタル人本主義への道
経営の未来を見誤るな

定価:本体952円+税
発売日:2009年03月04日
ISBN:978-4-532-19486-4
並製/A6判/512ページ
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おすすめのポイント

新たな経済危機に直面し、日本企業の多くは株主重視経営とグローバル・スタンダードという軸を失い、「失われた10年」と同じ迷走を繰り返しかねない! 日本企業の選択すべき道を明示した経営改革論を再び世に問う。

本書は、バブル崩壊後、IT革命も飲み込んだ日本企業の進むべき道を提言した『経営の未来を見誤るな』(2000年刊)を改題し、文庫化するもの。危機に直面した今こそ読むべき価値がある。

目次

  1. 序 章 カネとヒトの複合不況
    九七年一一月、魔の月曜日
    日本人はお化けを見た
    カネとヒトの複合不況
    マネジメントの三つの欠如
    日本型、アジア型への不信
    人本主義はどこへ行く
    長いトンネルの向こうに

    第1章 資本主義の逆襲?
    異常な三年間
    需要総崩れの九八年
    消費者の不安
    企業の不安と九八年秋の反転
    六年サイクルで危機が日本を襲う
    重要なものの「値段」が一気に高くなる
    金融に撃たれた日本
    投資偏重になっていた日本企業
    価格だけが理由ではない
    八〇年代に進んだ、ヒトと投資のバランスの狂い
    資本の使いすぎ
    他2項目

    第2章 人本主義は死なない
    制度・慣行=環境×原理
    成立しなくなった方程式、意図せざる原理変更
    原理を考え、環境とのかけ算をする
    グローバル・スタンダードへの違和感
    当たり前のスタンダードのすすめ
    人本主義という日本の原理
    従業員主権――企業は誰のものか
    分散シェアリング――組織をどう編成するか
    組織的市場――どんな取引関係にするか
    ヒトのネットワークのよさ、二重がさねの弱さ
    人本主義の誤解とオーバーラン
    日本社会の高齢化
    IT革命
    他2項目 

    第3章 戦略なき投資の悲劇
    あぶり出された資本効率の悪さ
    しかし、見事な七〇年代
    自己資本は誰のものか
    経常付加価値こそ企業の生み出すもの
    大きく悪化した付加価値の生産効率
    付加価値の分配、内部留保の意味
    なぜ、資本効率がこれほど悪化したか
    横並び投資、再投入投資、そして重複投資
    成金のゆるみ
    従業員主権のオーバーラン
    経営能力の不足
    誰のための資本効率か
    ROE偏重への警告、ヒトと資本のバランスへの警告
    他2項目

    第4章 事業地図の塗り替えとしてのリストラ
    さまざまなリストラ
    誰のための事業リストラか
    社会的コンセンサスが生まれつつある
    事業地図の塗り替えが本質
    事業移管、事業統合、企業合併、事業独立
    なぜ、地図の塗り替えが必至か
    規模の経済、範囲の経済、重複投資のムダの排除
    マネジメントバイアウトとのれん分け創業
    なぜ、リストラ対象事業が増えたのか
    新事業体の事業合理性と組織合理性
    人本主義的なリストラプロセス
    他2項目

    第5章 雇用を「守る」、雇用を生み出す
    外部・内部・中間の三つの「労働市場」
    雇用の循環的調整でも同じ三つの型
    雇用を「守る」
    失業率の日本逆転
    長いトレンドの中では、それほど厳しくない
    終身一企業就業から長期雇用保証へ
    中間労働市場の人本主義的原理
    しかし、賃下げはありうる
    なぜ、企業にとって雇用を「守る」ことが合理的か
    長期雇用保証の社会的効果
    雇用を生み出すのは、企業
    他2項目

    第6章 若い力を活かす人事

著者・監修者プロフィール

伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)

国際大学学長、一橋大学名誉教授
1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了・PhD。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務め、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て2017年9月より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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