知の宝庫「戦国時代」を題材に、停滞と拘束からいかに脱却するかを示唆した名著の復刊。巨大なる雑草・織田信長、不世出の補佐役・豊臣秀長、中国史に学ぶ「勝てる組織」など、歴史と現代を斬り結ぶ活力の書。

歴史からの発想
停滞と拘束からいかに脱するか

定価:本体571円+税
発売日:2004年03月03日
ISBN:978-4-532-19216-7
並製/A6判/247ページ
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おすすめのポイント

知の宝庫「戦国時代」を題材に、停滞と拘束からいかに脱却するかを示唆した名著の復刊。巨大なる雑草・織田信長、不世出の補佐役・豊臣秀長、中国史に学ぶ「勝てる組織」など、歴史と現代を斬り結ぶ活力の書。

目次

  1. 文庫版まえがき
    はじめに

    第1章 知の宝庫「戦国」を読む

    超高度成長期「戦国時代」
    「偉大な時代」――16世紀/群雄割拠の乱世/「戦国」とは自由競争社会/  土着化した旧貴族/主家乗っ取りの連鎖反応/武力の「原始的蓄積者」/それは外来技術から始まった/明、高麗から来た新技術/一変した農業生産/楽市楽座と商業の発展/海外へ渡った日本人/経理技術の偉大な進歩/主計将校団、独立の秘密/戦さを楽しむ農民/すべての基礎は自由競争

    「戦国」――雑草的バイタリティーの生態
    「作物」対「雑草」/エリートは促成作物/雑草の楽しみと誇り/“雑草人間”が栄える条件/雑草の時代、戦国乱世/戦国成り上がり3人男/乱世を生き延びるために/巨大なる雑草・織田信長/旧体制への徹底的な挑戦/80年代の雑草は新分野に育つ

    信長――非日本的、あまりに非日本的な例外
    籠城・皆殺し・ゲリラ/「尚武の民」ではない日本人/日本史の例外――織田信長/常識だった本願寺との妥協/徹底した「価値からの自由」/桶狭間の勝利の核心/唯目的的評価と慎重な実施/明智光秀の不満/安国寺恵瓊の予言/三分の一の英雄

    第2章 日本史に学ぶ「組織」と「人間学」

    不世出の補佐役――豊臣秀長
    日本に少ない「女房役」/豊臣家の逸材、小一郎秀長/いわれたことを確実にする才/山崎・賤ヶ岳での沈着/貨幣経済の先駆者/秀長亡きあとの豊臣政権/名女房役4つの条件/女房役は“ハウ・ツー”人間

    組織人としての「知謀の人」
    現代組織の基本形/what と how to/“組織史”3つの革命/忠誠心と冷徹さ/ゼネラリスト志向の日本の組織/スタッフとトップ/“名作愚演”のドラマの意味

    「切れ者」の人間学
    辣腕と“同党異伐”の才/“権力志向”と“辣腕志向”/少数の総和は多数より多い/「少数派大連合」3つのテクニック/神話と虚構の“人間関係”/虚構を見抜いた家康/踏襲される三成の筋書き/小辣腕家の時代

    第3章 中国史――万古不変の知恵

    「世界帝国」を築いた3つの発想
    世界の中心を貫通させた大帝国/画期的な“物量戦”と“機動戦”/史上初の“機動部隊”/遊牧民族国家の宿命を破る/不可能を可能にした独創性/「大量報復思想」の効用/秘密警察の徹底的活用/統治手段としての“宗教の自由”/3つの条件が崩れたとき/強い意志が画期的な発想を生む

    「勝てる組織」とは何か
    宋と元の違い/「勝てる組織」とは/まずリーダーの目的への信念/「勝てるリーダー」信長/“弱兵凡将”軍団の大成功/最大の障害は既成概念/信長の誤算/権威と権限の分離/周恩来と朱徳の役割

著者・監修者プロフィール

堺屋 太一(さかいや たいち)

作家、元経済企画庁長官。1935年大阪府生まれ。60年東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。62年の通商白書で「水平分業論」を展開して注目され、70年には日本万国博覧会を手がけた。78年同省を退官し、作家としての執筆活動を開始。98年7月から2000年12月まで、小渕恵三内閣、森善朗内閣で経済企画庁長官を務めた。 <主な著書>『団塊の世代』、『油断!』、『平成三十年』など多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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