現代日本の危機は、開国や敗戦と比してどう評価するべきか? 歴史の観点から日本が将来とるべき道を『銃・病原菌・鉄』著者が解明。

定価:本体1,800円+税
発売日:2019年10月29日
ISBN:978-4-532-17680-8
上製/四六判/336ページ
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おすすめのポイント

日本、アメリカ、世界を襲う
現代の危機と
解決への道筋を提案する!


国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る――では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?
現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか?
博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。

編集者より

2013年に『昨日までの世界』の日本語版刊行記念で来日したジャレド・ダイアモンド先生に、次回作について質問したことがありました。

すると先生は、「7年後の予定」と前置きしながら、次のように説明してくれました。
「次回は『変化』を題材にした本を書くんだよ。日本についてたくさん書くつもりだ。とくに明治維新だね。変化を題材にした本ではとても重要だよ。日本の明治維新では、社会のある部分を残し、またある部分は変えるという選択を大規模に意識的に行った。非常に貴重な例だ」

そして6年後の今年(予定よりも1年早い!)、最新作『危機と人類』が発売されました。ダイアモンド先生の計画通り、日本についてはたくさん書かれています。なんといっても7つの国を取り上げているのに、日本については2章を割いているのです。(11章のうち2章も日本に割り当てています!)

なぜか? それは明治維新が近現代史で他に例をみないほど上手く、選択的変化を行ったからです。もう1つは、現代日本で起きている問題が、明治日本と肩を並べるものだということです。

かつて明治期に突き付けられたような難問を成功裏に解決した明快な思考を発揮して、現代日本は問題を解決し、さらに強国になれるでしょうか? 世界と日本を襲う危機を乗り越えるための叡智を人類の歴史から解き明かします。

(2019.10.23)

目次

  1.  第2部 国家――明らかになった危機
    第6章 ドイツの再建

    第7章 オーストラリア――われわれは何者か?

     第3部 国家と世界――進行中の危機
    第8章 日本を待ち受けるもの

    第9章 アメリカを待ち受けるもの――強みと最大の問題

    第10章 アメリカを待ち受けるもの――その他の三つの問題

    第11章 世界を待ち受けるもの

    エピローグ 教訓、疑問、そして展望

著者・監修者プロフィール

ジャレド・ダイアモンド(じゃれど・だいあもんど)

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

小川 敏子(おがわ としこ)

翻訳家。東京生まれ、慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。ルース・ドフリース『食糧と人類』、ジェシー・S・ニーレンバーグ『「話し方」の心理学』ほか訳書多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

川上 純子(かわかみ じゅんこ)

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。フリーランスで翻訳・編集の仕事に携わる。コリー・オルセン『トールキンの「ホビット」を探して』、アル・ライズ&ジャック・トラウト『ポジショニング戦略』ほか訳書多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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