人一倍遊び、人一倍野球に取り組み、常に真剣勝負。”最強の敵役”としてライバル球団ファンをも魅了した伝説の左腕の苛烈な生き様

定価:本体1,600円+税
発売日:2018年07月26日
ISBN:978-4-532-17640-2
上製/四六判/264ページ
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おすすめのポイント

人一倍遊び、人一倍野球に取り組み、常に逃げずに真っ向真剣勝負。
プロ野球黄金時代、"最強の敵役"としてライバル球団ファンをも魅了した伝説の左腕の苛烈な生き様。

中学では「やんちゃな少年同士の決闘が日常茶飯事」で、高校からは「弱い球団で巨人など強い者を倒すことを生きがい」にし、「三振か四球か」ノーコンでカーブもほうれぬままドラフト1位で阪神入団。契約金は「800万円の札束を見てみたかった」と一括現金でもらい、プロに入ると「勝っては繁華街に繰り出し、毎晩お祭り騒ぎ」「もらったらもらった分使って、人よりいいものを食べ、いい服を着て、いい女性と付き合う。これぞプロ野球選手ではないか」。奪三振記録は「取るなら王(貞治)さんしかない」と実行し、甲子園伝統の一戦、巨人・阪神戦では逃げずに真っ向勝負。縦ジマのエースは"最強の敵役"として巨人ファンをも魅了した。南海移籍後は、野村克也監督に「野球界にいっぺん、革命を起こしてみろよ」と言われ、意気に感じてストッパーに転向、これが広島移籍後にあの「江夏の21球」につながったのか。日本ハム移籍後は、複雑な家庭環境で育ったがゆえに大沢啓二監督に「父」を見て奮闘。最後は大リーグに挑戦し引退。個性派が影を潜め、選手が平均的になってしまった現在の管理野球に苛立ちながら、今も野球解説の現場に立つ――野球のロマンを追い求め、独得の美学をつらぬき通す男の履歴書。

編集者より

「三振にこだわり、常在戦場」「小細工なし、真っ向勝負」――
この本の帯のキャッチフレーズです。

“伝説の左腕(サウスポー)”と呼ばれる名投手は数多くいますが、
なぜ、江夏豊さんが今も多くの人たちの記憶に残り、
語り継がれているのか。
本書にはその秘密が隠されているといっても過言ではありません。

長嶋・王を擁した黄金時代の巨人と死闘を繰り広げた
阪神のエース時代、今では常勝軍団となった広島を初の
日本一に導いた「江夏の21球」、
オールスターでの9人連続奪三振……
数々の名場面での江夏さんの胸のうちが明かされ、
読む者の心をわしづかみにします。

本書に一貫して流れているのは、プロ野球人としての美学、
好敵手たちへの敬意、勝負に対する厳しさ、そして、時おり顔
をのぞかせる人としてのやさしさ、でしょうか。

それは盟友・衣笠祥雄さんの急逝を受けて、
本書のために書き下ろされた長いあとがきに凝縮されています。

目次

  1. 第一章 作られた左利き

    第二章 現ナマ八百万円

    第三章 完全燃焼

    第四章 阪神のエース

    第五章 球界に「革命」

    第六章 優勝請負人

    第七章 時代は巡る

    おわりに――自分の野球人生はサチとともにあった

    年度別成績

著者・監修者プロフィール

江夏 豊(えなつ ゆたか)

元プロ野球投手、野球評論家
1948年奈良県生まれ。大阪学院大学高校卒業後、66年阪神にドラフト1位で入団し、左腕のエースとして活躍。その後、南海、広島、日本ハム、西武を経て84年に現役引退。プロ通算18年で829試合に登板、206勝158敗193セーブ、奪三振2987、防御率2.49。数々のタイトルに輝き、1シーズン401奪三振は世界記録。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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