世界の政治と経済が欧米からアジアへシフトしつつある大きな動きをFTのコラムニストが圧倒的な取材力で描いた力作。

イースタニゼーション
台頭するアジア、衰退するアメリカ

定価:本体2,800円+税
発売日:2019年02月27日
ISBN:978-4-532-17624-2
並製/四六判/340ページ
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おすすめのポイント

米中貿易戦争は必然だった。
世界は今日、経済、政治、軍事の重心が欧米(西)からアジア(東)へとシフトするイースタニゼーションのなかにある。
長期的な視点からグローバルな動きを捉えたFT外交コラムニストの力作。

鄧小平の改革開放政策からわずか40年。巨大な発展途上国だった中国は、いまや唯一の超大国アメリカに対抗しうる巨大な国となった。中国に続き、インドも強国として名乗りをあげる。世界の重心は、台頭するアジア諸国へと動くイースタニゼーションのなかにある。著者は圧倒的な取材力で、西欧が中心であることを前提に形作られてきた世界秩序が軋轢を生じている局面を描き出した。

西欧に都合よくつくられた世界の仕組み、組織、システムが、アジア新興国の反発によって変更を迫られている。アメリカをはじめとする先進国、とりわけ旧来秩序のなかで先進国に上り詰めた日本が、イースタニゼーションを踏まえてはたすべき役割を考えさせる力作。

※日本語版は、2018年11月にアメリカで刊行されたペーパーバック版に基づく。

目次

  1.  第Ⅰ部 アジアで進行するイースタニゼーション
    第1章 ウェスタニゼーションからイースタニゼーションへ

    第2章 戦争のリスク

    第3章 中国はもはや隠さず、待たず

    第4章 アメリカのピボット

    第5章 日本と韓国のジレンマ

    第6章 東南アジアをめぐる戦い

    第7章 アジアの超大国、インド

     第Ⅱ部 アジアを超えて進行するイースタニゼーション
    第8章 アメリカの覇権への疑問

    第9章 中東――崩壊する西側の秩序

    第10章 ヨーロッパの固く閉ざされた窓の隙間

    第11章 東に舵を切るロシア

    第12章 東西の境界となる国々

    第13章 アフリカと中南米――中国の「裏庭」進出

    第14章 西側に残された制度上の優位

    あとがき――ドナルド・トランプと西側の衰退

著者・監修者プロフィール

ギデオン・ラックマン(ぎでおん・らっくまん)

フィナンシャル・タイムズ 主任外交担当コラムニスト
英「エコノミスト」誌で15年間記者を務め、ワシントンDC、ブリュッセル、バンコクなどの海外特派員を経験したのち、2006年FTに移る。2010年に刊行した初の著書"Zero-Sum Future: American Power in an Age of Anxiety"は、世界規模の政治的緊張の高まりと世界金融危機後の混乱を鋭く予測。ニューヨークタイムズ、インディペンデントなど各紙誌で紹介され、ダニエル・ヤーギン、イアン・ブレマーなども推奨のコメントを寄せた。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

小坂 恵理(こさか えり)

翻訳家。
慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。訳書に『オバマ大統領就任演説』(ゴマブックス)ローゼンバーグ『クール革命』(早川書房)カリアー『ノーベル経済学賞の40年(上・下)』(筑摩書房)ダイアモンド『歴史は実験できるのか』(慶應義塾大学出版会)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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