黒船来航で開国した幕末の日本に吹く尊皇攘夷の嵐の中、外交の礎を築いた異能の幕臣たちがいた。勝海舟から渋沢栄一まで、東奔西走!

定価:本体2,000円+税
発売日:2019年08月27日
ISBN:978-4-532-17149-0
上製/四六判/560ページ
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おすすめのポイント

この国の岐路を、異国にゆだねてはならぬ

開国から4年、攘夷の嵐が吹き荒れるなか、幕府に外交を司る新たな部局が設けられた。実力本位で任ぜられた奉行は破格の穎才ぞろい。そこに、鼻っ柱の強い江戸っ子の若者が出仕した。
先が見えねぇものほど、面白ぇことはねぇのだ――

安政5年(1858年)幕府は外国局を新設した。しかし、朝廷が反対する日米修好通商条約を勅許を待たず締結したため、おさまりを知らぬ攘夷熱と老獪な欧米列強の開港圧力という、かつてない内憂外患を前に、国を開く交渉では幕閣の腰が定まらない。切れ者が登庸された外国奉行も持てる力を発揮できず、薩長の不穏な動きにも翻弄されて……
お城に上がるや、前例のないお役目に東奔西走する田辺太一の成長を通して、日本の外交の曙を躍動感あふれる文章で、爽やかに描ききった傑作長編!

維新前夜、近代外交の礎を築いた幕臣たちの物語。勝海舟、水野忠徳、岩瀬忠震、小栗忠順から、渋沢栄一まで異能の幕臣たちが、海の向こうと対峙する。

2017年~18年の日経夕刊連載が、遂に単行本化!

目次

  1. 第一章 勇往邁進

    第二章 疾風勁草

    第三章 射石飲羽

    第四章 震天動地

    第五章 改過自新

著者・監修者プロフィール

木内 昇(きうち のぼり)

作家
1967年、東京生まれ。出版社勤務を経て、インタビュー誌「Spotting」を創刊し、編集者・ライターとして活動。2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。08年刊『茗荷谷の猫』が話題となり、09年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞。11年『漂砂のうたう』で直木賞。14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞。
他の作品に『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』『光炎の人』『球道恋々』『火影に咲く』『化物蠟燭』など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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