韓流、嫌韓、文化――。古代から現代まで日本人は朝鮮をどう見てきたのか。根底にある意識を元韓国大使が膨大な資料から解明

日本人の朝鮮観
なぜ「近くて遠い隣人」なのか

定価:本体2,000円+税
発売日:2016年03月29日
ISBN:978-4-532-16982-4
上製/四六判/232ページ
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おすすめのポイント

●日本の朝鮮観をたどる
韓流から嫌韓と振り子のように揺れる日本人の朝鮮観。日本にとって韓国が隣国なのは確かですが、終戦から半世紀近く韓流ブームが起きるまで、日韓の民間交流はあってなきがごとしでした。それゆえ日本人の朝鮮人観は、大和朝廷、武家政権、明治、戦前までの歴史的蓄積によって規定されているのです。

韓国は日本に歴史の直視を求めますが、そもそも日本人にとって朝鮮とはどのような存在だったのでしょうか?

本書は、『日本書紀』『源氏物語』『平家物語』『太平記』などの歴史的文章から小田実、中上健次まで、硬軟の朝鮮について描写した文献を読破し、日本人(庶民)が朝鮮をどのように位置づけ、接してきたのかを解き明かすかつてない著作。韓国に好意的な人から嫌韓論者まで幅広い読者の獲得が期待できます。

目次

  1. はじめに なぜ「近くて遠い」のか――絆と断絶の歴史

     第Ⅰ部 海を隔てた隣国像――朝鮮観の系譜
    第1章 「外国」――大和朝廷の朝鮮観

    第2章 近くて遠い国――貴族たちの朝鮮観

    第3章 武士の時代――蒙古襲来、南北朝・室町時代の両国

    第4章 秀吉・家康・秀忠にとっての朝鮮

    第5章 江戸時代――知識人の朝鮮観と庶民の朝鮮観

    第6章 明治の隣国観

     第Ⅱ部 近代化の光と影――文学のなかの朝鮮人観
    第7章 近代化に遅れた国

    第8章 ロマンの国の光と影

    第9章 断絶の便法――何が障壁を作り出したのか

    第10章 共通性のわな

    第11章 連帯意識の深層

    第12章 罪悪感の奥にあるもの

    おわりに 戦後70年の空白と歴史認識

著者・監修者プロフィール

小倉 和夫(おぐら かずお)

青山学院大学特別招聘教授、元フランス大使
1938年生まれ。東京大学法学部、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。1962年外務省入省。文化交流部長、経済局長、外務審議官、駐ベトナム大使、駐韓国大使、駐フランス大使などを歴任。2003年10月から 11年9月まで独立行政法人国際交流基金理事長を務める。東京2020オリンピック・パラオリンピック招致委員会評議会事務総長

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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