北アイルランド和平、国内改革、9・11、対テロ戦争……「一歩一歩が闘争だった」と述懐するブレアが、世論に抗し、政治生命を賭してまで貫いた信念とは何だったのか。国家の未来を切り拓いたリーダーが全てを語る。
ISBN:978-4-532-16810-0
上製/四六判/512ページ
おすすめのポイント
北アイルランド和平、国内改革、9・11、対テロ戦争……「一歩一歩が闘争だった」と述懐するブレアが、世論に抗し、政治生命を賭してまで貫いた信念とは何だったのか。国家の未来を切り拓いたリーダーが全てを語る。
長年にわたる保守党支配を打破して長期政権を樹立した過程は、現在の日本の状況を考えるうえで非常に参考になります。多くの書評で紹介されると思われます。
目次
- 第12章 9・11――肩を並べて
第13章 イラク――戦争へのカウントダウン
第14章 決意
第15章 イラク――余波
第16章 国内改革
第17章 2005年――TBとGB
第18章 勝利と悲劇
第19章 耐え忍ぶ
第20章 終盤戦
第21章 辞任
第22章 あとがき
謝辞
訳者あとがき
索引
著者・監修者プロフィール
1953年エディンバラ生まれ。1983年、セッジフィールド選挙区から下院議員として立候補し、初当選。1994年に労働党党首に就任し、1997年5月から2007年6月までイギリス首相を務めた。首相退任後は、アメリカ、国連、ロシア、EUの四者代表の中東特使になり、平和を求める国際社会の努力の一環としてパレスチナ国家成立を目指す準備作業にパレスチナ人とともに携わっている。2008年5月には、トニー・ブレア・フェース財団を設立。異なる宗教間の対話促進と教育のために活動を続けている。また、ルワンダ、シエラレオネ、リベリアにおける政策実施と持続可能な外国からの投資を呼び込む、アフリカ統治イニシアチブも推進している。妻で勅撰弁護士のシェリー・ブースとのあいだには、4人の子供がいる。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。
1940年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、コロンビア大学ジャーナリズムスクール修士課程修了。元日本経済新聞論説委員、元早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール講師。 <主な訳書>マーガレット・サッチャー『サッチャー回顧録』、ジョン・グレイ『グローバリズムという妄想』、アマルティア・セン『自由と経済開発』(以上、日本経済新聞社)、マイケル・イグナティエフ『アイザイア・バーリン』(共訳、みすず書房)、ロナルド・ドーア『働くということ』(中公新書)などがある。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。