なぜデフレは終わらないのか。物価や賃金、為替を、ビッグデータなどを駆使して分析し、マイルドデフレ長期化の“主犯”を検証。

慢性デフレ 真因の解明

渡辺努
定価:本体3,900円+税
発売日:2016年09月09日
ISBN:978-4-532-13466-2
並製/A5判/240ページ
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おすすめのポイント

・POSデータや賃金・価格のミクロデータなど新しいデータを活用し、具体的にどのような経路で「慢性デフレ」に至ったのかを第一級の経済学者たちが解明。「自然利子率の低下」と「デフレが続くという集団的思い込み」といった複合要因が絡み合い、デフレを長期化させてきたという仮説をもとに、長期停滞の主犯を探索。

・著者たちの開発した物価指数は「東大物価指数」などと言われ、ニュースでもよく取り上げられる。POS分析では「特売」や、新商品の減量による実質値上げがどのような効果をもたらしたか、など興味深い実証研究が行われている。

・それ以外にも、賃金抑制や為替レートの変動が、デフレにどれぐらい影響を与えてきたかなど興味深いデータが収録されている。

目次

  1. 序 章 問題意識と構成――慢性デフレ解明への新しいアプローチ

     第Ⅰ部 慢性デフレの特徴とそのメカニズム
    第1章 慢性デフレはなぜ起こったか―仮説のレビューと複合的実態の把握

    第2章 価格硬直化の原因とマイルドデフレ長期化への影響

     第Ⅱ部 デフレ期における企業の価格設定行動

    第3章 POSデータによる「特売」の分析―景気との相関とデフレマインド醸成への含意

    第4章 POSデータによる商品の新陳代謝と価格設定分析―減量による実質値上げが意味するもの

    第5章 為替レート・輸入品価格の影響力の復権―外的ショックの時系列VAR分析

     第Ⅲ部 デフレ期における家計の購買価格と賃金

    第6章 賃金デフレはマイルドデフレ長期化の主犯か―ミクロ・マクロ両面からのアプローチ

    第7章 世代別購入価格の実証分析―ホームスキャンデータからあぶり出された高い買い物をする高齢者

著者・監修者プロフィール

渡辺 努(わたなべ つとむ)

東京大学大学院経済学研究科教授。1982年東京大学経済学部卒業。日本銀行勤務、ハーバード大学経済学Ph.D.取得。一橋大学経済研究所助教授、教授を経て2011年より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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