他人の所得との比較、居住環境、職場や家族の人間関係、初めての職業、子ども時代の育てられ方が幸福感、健康感を大きく左右する。従来の経済学を超える分析から日本人の幸せのあり方を明らかにする画期的な研究。

「幸せ」の決まり方
主観的厚生の経済学

定価:本体2,200円+税
発売日:2014年03月21日
ISBN:978-4-532-13449-5
上製/四六判/312ページ
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おすすめのポイント

他人の所得との比較、居住環境、職場や家族の人間関係、初めての職業、子ども時代の育てられ方が幸福感、健康感を大きく左右する。従来の経済学を超える分析から日本人の幸せのあり方を明らかにする画期的な研究。

著者は定評のある経済学者。幸福論を扱った本は多いが、実証分析をもとに実際の社会問題に斬り込んだ類書はほとんどない。

目次

  1. 序 章 主観的厚生とは何か
     
    第1章 つい他人と比べたくなるのが人情――幸せは相対的な概念 

     第1節 私たちは他人の所得をどこまで気にするか――相対所得仮説の検証

     第2節 他人との比較の仕方は国によってどう違うか

    第2章 格差社会はやはり嫌だ――所得格差と主観的厚生の関係

     第1節 所得格差と幸福感

     第2節 認識された所得格差と主観的厚生

    第3章 幸せになれる家族とは――家族関係が左右する主観的厚生

     第1節 家事分担と結婚満足度の日中韓比較

     第2節 男女で異なる老後の幸せの決定要因

    第4章 子供は親を選べない――子供時代のつらい経験の長期的影響

     第1節 虐待・いじめを受けた子供のその後の幸せ
     
     第2節 家が貧乏だとその後の幸せはどこまで低下するか

    第5章 どう働き、どこに住むか――キャリア・居住環境と主観的厚生

     第1節 初職で決まるその後の人生――最初に躓くと挽回できない日本社会
     
     第2節 住んでいる地域と健康の関係
     
    第6章 ショックやストレスとどう付き合うか――所得変動ショック・仕事のストレスと主観的厚生

     第1節 所得の変動を人々はどう受け止めるか

     第2節 仕事上のストレッサーと仕事満足度をつなげるもの

    終 章 主観的厚生の分析から見えてくるもの――研究成果をどう活用するか

著者・監修者プロフィール

小塩 隆士(おしお たかし)

一橋大学経済研究所教授。1960年生まれ。83年東京大学教養学部卒業、経済企画庁(現内閣府)などを経て、2009年より現職。大阪大学博士(国際公共政策)。
<主な著書>
『少子高齢時代の社会保障改革』(日本経済新聞出版社、2005年)
『再分配の厚生分析』(日本評論社、2010年)
『効率と公平を問う』(日本評論社、2012年)
『社会保障の経済学(第4版)』(日本評論社、2013年)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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