日本を震撼させた1950 年トヨタ争議。皮肉なことにこの争議こそがトヨタ自動車に強い現場を誕生させたのだ! 労働研究の第一人者が、大野神話を排し、戦後経済の覇者となった日本製造業の強さの秘密を解明する。

強い現場の誕生
トヨタ大争議が生みだした共働の論理

定価:本体3,400円+税
発売日:2013年06月19日
ISBN:978-4-532-13437-2
上製/四六判/294ページ
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日本を震撼させた1950 年トヨタ争議。皮肉なことにこの争議こそがトヨタ自動車に強い現場を誕生させたのだ! 労働研究の第一人者が、大野神話を排し、戦後経済の覇者となった日本製造業の強さの秘密を解明する。

好評既刊『高品質日本の起源』の戦後編。労働研究の第一人者がトヨタ自動車の戦後史に真っ正面から挑む。同社の生産性の高さを戦後労働史の観点から解明します。

目次

  1. 序章 トヨタの失われた環--戦後労働史の謎

    第1章 矛盾--先行研究の盲点
     1 生産の工夫を認めない--典型的な理解
     2 謎の発見

    第2章 解雇--1950年争議
     1 ストライキの大きさ
     2 日産、いすゞを上回る規模
     3 愚直な行動

    第3章 試練--市場経済認識のつらいプロセス
     1 解雇への対応
     2 なおつづく争議
     3 奇妙な日本特殊性論--日産争議
     4 失われなかった継続性
     5 養成工が組合リーダーとなるということ

    第4章 変化--生産の工夫の起源
     1 ふたつの仮説
     2 「創意くふう活動」
     3 on-lineの工夫活動
     4 もっとも高度な工夫
     5 組合活動を担うもの

    第5章 促進--工夫はこうして波及した
     1 昇格--非正規社員にもチャンス
     2 報酬--個人間の競争を促す

    第6章 誤解--海外進出の真実
     1 知られざる積極性--第二次大戦前の海外進出
     2 タイでの展開--世界の開発センターへ
     3 アメリカへの進出--急速な巻き返し
     4 海外各地への進出--成長を牽引

    第7章 展開--競争力の源泉は海外でも中堅層
     1 タイトヨタの職場--変化をこなす中堅層
     2 タイトヨタの労働組合--その実態
     3 前向き思考--タイ生産労働者の仕事意識
     4 猛烈な不足--日本人海外派遣者の働き
     5 アメリカでの工夫の生成--NUMMIの労働組合
     付 タイの電池製造職場

    終章 国内でも海外でも
     1 最要のメッセージ
     2 海外直接投資の収益率--その国際比較
     3 合意と将来

著者・監修者プロフィール

小池 和男(こいけ かずお)

法政大学大学名誉教授
1932年生まれ。東京大学教養学部卒業、同経済学大学院卒業、東京大学助手、法政大学助教授、名古屋大学助教授・教授、京都大学経済研究所所長、法政大学教授、東海学園大学教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授などを歴任。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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