円ドルレートは貿易不均衡是正の道具となり、日米通商交渉の過程で円高誘導が図られてきた。本書はファンダメンタルズに基づかない為替レートが及ぼす経済不安定化の悪影響を政治経済学的に分析、政策協調を提言する。

ドルと円
日米通商摩擦と為替レートの政治経済学

定価:本体4,000円+税
発売日:1998年04月07日
ISBN:978-4-532-13154-8
上製/A5判/290ページ
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おすすめのポイント

円ドルレートは貿易不均衡是正の道具となり、日米通商交渉の過程で円高誘導が図られてきた。本書はファンダメンタルズに基づかない為替レートが及ぼす経済不安定化の悪影響を政治経済学的に分析、政策協調を提言する。

目次

  1. 第1章 序─円高シンドローム

    第2章 日米経済摩擦の政策的原因
         ──生産性上昇率格差とアメリカの貯蓄不足
     付論:日米の生産性上昇率分析

    第3章 為替変動の帰結
         ──相対価格変化と円高不況

    第4章 国際競争力の長期調整
         ──賃金上昇vs円高
     付論:教科書的ショックと為替伸縮性擁護論に対する批判

    第5章 トランスファー問題とマクロ不安定
         ──円高不況、バブル、および金融逼迫

    第6章 為替レートと貿易収支の理論
         ──隔離経済と開放経済

    第7章 為替レートと日米貿易収支
         ──弾力性アプローチ批判
     付論:クラインの「誘導型モデル」に対する批判

    第8章 インフレの持続性と長期金利の不安定
         ──固定レート制とフロート制の比較

    第9章 デフレーションと購買力平価
         ──円高と日銀政策の因果関係分析
     付論:貿易財購買力平価の推定

    第10章 円高シンドローム克服のために
         ──日米通商合意と日米通貨協定

    第11章 円高シンドロームは終わったか?
         ──1995~96年の円安と新体制への移行

著者・監修者プロフィール

ロナルド・マッキノン(ろなるど・まっきのん)

1935年生まれ。1956年アルバータ大学卒業、ミネソタ大学でPh.D取得、スタンフォード大学教授。 <主な著書>『国際通貨・金融論(邦訳)』(日本経済新聞社、1985年)

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

大野 健一(おおの けんいち)

1957年生まれ。1981年一橋大学経済学部卒業。スタンフォード大学でPh.D取得。IMFエコノミスト、筑波大学助教授などを経る。『国際通貨体制と経済安定』でエコノミスト賞。『市場移行戦略』でアジア・太平洋賞受賞。政策研究大学院大学教授。 <主な著書>『市場移行戦略』(有斐閣、1996年)、『IMFと世界銀行』(日本評論社、1993年)、『国際通貨体制と経済安定』(東洋経済新報社、1991年)

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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