ゲーム理論の発展から、マーケットデザインの時代へ。注目される経済学の分野を、気鋭の学者が事例を豊富に使って書き下ろす。

定価:本体900円+税
発売日:2019年10月17日
ISBN:978-4-532-11414-5
並製/新書判/224ページ
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おすすめのポイント

●マーケットデザイン(市場設計)の幅が広がる
1990年半ば以降、日本では翻訳書の出版が相次ぎ、2000年代からは日本の学者による出版も増えてポピュラーになった「ゲーム理論」。相手の利得を探りながら自分の選択を行うという行動は、「戦略論」というタイトルの本にも取り上げられ、経済学を超えて幅広く知られるようになった。

一方で、2012年にアルビン・ロスがノーベル賞を受賞した最大の成果である「マッチング理論」は「自分も選ぶが、相手からも選ばれる」というところに、特徴がある。ロス教授の『Who Gets What』にもあるように、学校選択、就活、臓器移植など、様々な分野で応用が利き、マーケットデザイン(市場設計)の幅が大きく広がった。

●ベストな決定はこうして導く!
本書は、共にマーケットデザインの分析ツールである「ゲーム理論」と「マッチング理論」を橋渡しする。多くの人が知るゲーム理論は、最新の理論を入れて解説。比較的新興の「マッチング理論」については、著者もかかわる日本の入試制度改革などをはじめ、様々な事例を盛り込む。この分野は日本での浸透は遅れており、啓蒙的な意味合いをもつ。

目次

  1. 第1章 なぜゲーム理論の考え方が重要か

    第2章 非協力ゲーム理論――個人のインセンティブ

    第3章 協力ゲーム理論――集団のインセンティブ

    第4章 二部マッチング市場

    第5章 配分マッチング市場

著者・監修者プロフィール

栗野 盛光(くりの もりみつ)

慶應義塾大学経済学部教授
1973年生まれ。京都大学工学部卒業、ピッツバーグ大学経済学部博士課程修了(Ph.D. in Economics)。マックスプランク経済学研究所研究員、マーストリヒト大学経済学部助教、ベルリン社会科学研究所(WZB Berlin)研究員、筑波大学システム情報系社会工学域助教・准教授を経て、2018年4月より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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