市場の歪みが、従業員重視という日本特有の企業統治スタイルを生み出した! 日本型金融システムの形成を踏まえて、従来のコーポレートガバナンス論争の死角となっていた株主軽視発生の源に大胆に挑む意欲的分析。

株主を重視しない経営
株式市場の歪みが生み出した日本型ガバナンス

定価:本体2,400円+税
発売日:2008年01月28日
ISBN:978-4-532-13343-6
上製/四六判/388ページ
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おすすめのポイント

市場の歪みが、従業員重視という日本特有の企業統治スタイルを生み出した! 日本型金融システムの形成を踏まえて、従来のコーポレートガバナンス論争の死角となっていた株主軽視発生の源に大胆に挑む意欲的分析。

目次

  1. 第1章 これまでのコーポレート・ガバナンス論の問題点
     1.株主を重視しない日本企業の経営者
     2.コーポレート・ガバナンスをめぐる議論の流れ
     3.従来の議論の矛盾
     4.日本の経営者が株主を重視しなくなった本当の理由は何か (本書の狙い)

    第2章 なぜ市場の規律が働かなかったのか
     1.発行市場の問題点: 差別化の欠如
     2.流通市場の問題点: 非合理な株価形成

    第3章 なぜ経営者を監督する大株主がいなかったのか
     1.財閥解体による大株主の消滅
     2.株式持ち合いによる株主権の形骸化
     3.機関投資家の不在

    第4章 なぜ経営者は投資家による支配を嫌ったのか
     1.短期的・投機的傾向の強い日本の投資家
      ①米相場の伝統が生んだ投機的な市場/②4大証券による寡占と大量推奨販売の影響/③その他の要因
     2.非合理な株価形成
     3.財閥解体が生み出した経営者支配の正当性

    第5章 3つの問題を生み出した背景
     1.株主軽視をもたらした本質的な要因
      ①株価形成の非効率性/②発行市場の欠陥/③投資家の短期的・投機的傾向
     2.証券会社の位置づけがもたらした歪み
     3.大蔵省の市場行政の軽視
     4.株主軽視が継続したのはなぜか

    第6章 経営者が従業員を重視したのはなぜか(株式市場以外の要因)
     1.企業の公共性・実在性に関するイメージ
     2.従業員の会社へのコミットメント
     3.日本人の法意識

    第7章 日本企業のコーポレート・ガバナンスはどこへ行くのか
     1.90年代半ば以降のガバナンス改革
      ①何がガバナンス改革をもたらしたのか/②市場・投資家はどう変わったか/③企業・経営者はどう変わったか
     2.世界のコーポレート・ガバナンス論の現状
     3.日本企業のコーポレート・ガバナンスの未来

著者・監修者プロフィール

江川 雅子(えがわ まさこ)

1980年東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業、同年シティバンクに入社、ハーヴァード大学ビジネススクールに入学(1986年MBA取得)。1986年、ソロモン・ブラザーズに入社、ニューヨーク本店・東京支店で勤務の後、1993年SGウォーバーク(現、UBS証券)に入社(主にM&A、エクイティ・ファイナンスなどの投資銀行業務に従事)。2001年より現職。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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