世界を揺るがすIT(情報技術)革命。ITは日本経済をどう変えるのか? 本書は、アメリカ経済の経験を踏まえて、IT時代の経済のメカニズムを、企業経営、雇用など様々な視点から、わかりやすく解説する。

ベーシック IT経済入門

定価:本体1,000円+税
発売日:2001年02月07日
ISBN:978-4-532-10942-4
並製/小B6判/194ページ
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世界を揺るがすIT(情報技術)革命。ITは日本経済をどう変えるのか? 本書は、アメリカ経済の経験を踏まえて、IT時代の経済のメカニズムを、企業経営、雇用など様々な視点から、わかりやすく解説する。

目次

  1. プロローグ IT革命をどう捉えるか

        チャート(全体の流れとポイント)
         (1)90年代に何が起きたのか
         (2)市場化の力学が企業と制度を変える
         (3)IT時代はどんな経済か

    I ITはアメリカ経済をどう変えたか

        チャート

      1 ITが生み出した好況
         (1)かつてないロング・ブーム
         (2)将来につながる投資
         (3)主役はIT投資
         (4)物価安定と失業率低下の両立

      2 花開く情報技術
         (1)予想に反する小型化の歴史
         (2)素人にも使えるコンピュータ
         (3)通信とコンピュータの融合
         (4)インターネットは平和の配当

      3 コンピュータが仕事を奪う?
         (1)古くて新しい、技術と雇用の問題
         (2)ITはホワイトカラーを直撃
         Coffee Break 日本のIT投資
         Coffee Break アメリカの繁栄は永遠か

    II 市場と企業へのインパクト

        チャート

      1 市場メカニズムと情報
         (1)カギを握るのは情報
         (2)市場で必要な取引費用

      2 市場でなぜ企業がうまれるのか
         (1)自由な世界と管理された世界
         (2)組織化のデメリット

      3 企業の分担と合併が活発な理由
         (1)ITで個人に広がる可能性
         (2)内部の効率化で巨大化も
         (3)縮小する内部取引の領域
         (4)ITで生まれる市場化の力学
         用語解説 完全競争市場の条件
         Coffee Break ロナルド・コースと「企業の本質」

    III ITが雇用を変える

        チャート

      1 労働市場で何が起きたか
         (1)雇用なき回復
         (2)仕事をあきらめた中高年男性

      2 ダウンサイジングの時代
         (1)古い労働の消滅と新しい技術への適応
         (2)解雇と採用の同時進行

      3 技術の変化にどう対応するか
         (1)労働市場とつながる教育市場
         (2)所得格差と失業増加はなぜ起きるのか
         (3)どうして失業率は低下したか

      4 市場でよみがえるホワイトカラー
         (1)ホワイトカラーの新しい舞台
         (2)問われる市場価値
         (3)技術と雇用の3つの時間軸
         Coffee Break 強者の論理だけではないアメリカ社会
         Coffee Break アメリカ流が日本でうまくいくのか

    IV 企業改革と制度改革の論理

        チャート

      1 リエンジニアの真実
         (1)仕事をゼロから見直す
         (2)分業のメリットとコミュニケーション・ロス
         (3)日本の強みとアメリカの弱点が逆転
         (4)リストラとリエンジニアはどう違うか

      2 ネットワークの経済性を活かす
         (1)組織の内と外で2つの経済性
         (2)範囲の経済性と特徴
         (3)ネットワークの経済性の特徴

      3 わき起こる制度改革
         (1)制度で成り立つ市場
         (2)求められる制度費用の引き下げ
         (3)市場化が要求する司法改革
         (4)制度は市場経済のソフトなインフラ
         Coffee Break 効果のない仕事を効率化する失敗
         Coffee Break 多訴訟社会と訴訟もできない社会

    V IT革命を活かす経済のシステムとは

        チャート

      1 代替取引がイノベーションを生み出す
         (1)チャンスを活かせないという費用
         (2)固定的な関係がもたらす費用
         (3)景気循環を超えるイノベーションの波
         (4)袋小路を回避するコンテスタビリティ

      2 拡大する経済のフロンティア
         (1)生産可能曲線と技術革新
         (2)ダブルで拡大する通信産業
         (3)リスクと不確実性

      3 革新を実現する金融の重要性
         (1)アイデアを現実にする資金の提供
         (2)金融は経済のかなめ
         (3)金融が機能しない2つの不幸

      4 リスク・マネーの担い手
         (1)将来の価値をどう判断するか
         (2)リスク・マネーの2面性
         (3)ベンチャー・キャピタルの役割
         用語解説 コンドラチェフ・サイクル
         Coffee Break 日本的取引慣行の長所と短所

    終章 IT時代をどう展望するか

        チャート

      1 IT経済の構図をえがく
         (1)マクロ的な特徴
         (2)ミクロ的な特徴
         (3)制度問題と雇用問題

      2 逆転する企業の競争優位
         (1)経営で重要なのは希少性の制御
         (2)変わる競争優位の軸足
         (3)可能性の大きなB2B市場

      3 イノベーション時代の政策像
         (1)クリントン政権のIT政策
         (2)フロンティア拡大の誘因
         (3)機会の提供とセイフティ・ネット
         Coffee Break 情報ハイウェイ構想
         Coffee Break ITと地域の活性化

    あとがき

著者・監修者プロフィール

篠崎 彰彦(しのざき あきひこ)

1961年生まれ。1984年九州大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。経済企画庁調査局派遣、ニューヨーク駐在員、調査部調査役、国際部調査役を経て、1999年九州大学経済学部助教授。現在、九州大学大学院経済学研究院助教授(専門:国際企業経済)。 <主な著書>『情報革命の構図』、『日本経済のグローバル化(共著)』(東洋経済新報社)ほか。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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