過剰債務を抱え長期停滞する日本経済。脱出策は何か。若手論者がタブーを恐れず、とりうるすべての政策手段について大胆に提言。

日本経済 最後の戦略
債務と成長のジレンマを超えて

田代毅
定価:本体2,000円+税
発売日:2017年05月23日
ISBN:978-4-532-35722-1
上製/四六判/312ページ
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おすすめのポイント

過剰債務を抱え長期停滞する日本経済。脱出策は何か。若手論者がタブーを恐れず、とりうるすべての政策手段について大胆に提言。

「世界の実質金利が大幅に上昇すると、日本の債務問題はさらに厳しくなる可能性がある。その問題に対処する選択肢について、新鮮かつ示唆に富んだ評価をしている」ケネス・ロゴフ(ハーバード大学教授、『国家は破綻する』著者)

☆政策の打ち手を制約し、経済成長を阻害する過剰な公的債務をはじめ、「債務」問題に苦悩する日本経済。その債務問題を乗り越えて、20年に及ぶ長期停滞を脱出する手立てはあるのか。それとも、このまま沈み続けるのか。

☆ハーバード大学で、ラインハート、ロゴフ両教授とともに研究を重ねた若手エコノミストが、世界経済、日本経済が置かれた窮状を解説し、世界最大の債権国としての日本の立場を評価し直したうえで、この国が長期停滞を脱し、再び上昇気流に乗るためには、どのような戦略を採るべきなのかを考える。

☆経済論壇が陥りがちな「成長か、それとも債務か」という二者択一の議論を脱し、タブーを恐れず、あらゆる政策手段・目標を総動員して長期停滞からの「脱出速度」を上げ、同時に、債務問題を解決するための手立てを具体的に提言する。

目次

  1. 序 章 長期停滞に陥る日本と世界

    第一章 債務の罠

    第二章 日本の公的債務――持続可能性は今すぐ失われるのか

    第三章 日本の「法外な特権」――世界最大の債権国として

    第四章 政府債務の蓄積と経済成長・投資の低迷
        ――パブリック・デット・オーバーハングと外貨準備によるクラウディング・アウト

    第五章 債務縮小に向けた政策オプション――経済成長、増税・歳出削減、債務の再編、インフレーション、そして金融抑圧

    第六章 債務縮小の進め方

    第七章 長期停滞の終焉――金融、財政、為替の崖を超えて

著者・監修者プロフィール

田代 毅(たしろ たけし)

1983年生まれ。2014年ハーバード大学ケネディスクールにて公共政策修士号を取得。経済産業研究所コンサルティングフェロー。国際金融、債務問題などを専門とする。ハーバード大学ではカーメン・ラインハート、ケネス・ロゴフ両教授と共同で金融危機や債務問題、経済成長などの研究に従事。主な論文に“Does reserve accumulation crowd out investment?”(with Carmen Reinhart and Vincent Reinhart. Journal of International Money and Finance.2016)、“Japan's Exorbitant Privilege”(with Kenneth Rogoff. Journal of the Japanese and International Economies.2015)など。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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