軍事戦略の不朽の名著『孫子』と『戦争論』。本書は、軍事戦略研究の大家が両書を大胆に比較し、学ぶべき戦略の本質に迫る意欲的書。

定価:本体900円+税
発売日:2017年09月05日
ISBN:978-4-532-19835-0
並製/A6判/288ページ
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おすすめのポイント

軍事戦略の不朽の名著『孫子』と『戦争論』。本書は、軍事戦略研究の大家が両書を大胆に比較し、学ぶべき戦略の本質に迫る意欲的書。

●『孫子』『戦争論』初の比較分析
古今東西、戦略と戦争を論じた最も重要な文献として広く認知されてきた『孫子』とクラウゼヴィッツの『戦争論』。『孫子』は簡潔な表現スタイルだが、『戦争論』は浩瀚にして難解な書物。スタイルも分量も真逆である両者をいったいどのように比較するのか? 本書は、『戦争論』研究家として『戦争論』を徹底的に読み込み、真に評価すべき言葉を選りすぐってきたかつてない書。不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
戦略論の本質としてどのような知恵を残しているのかに焦点を絞り、統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説。あたかもクラウゼヴィッツと『孫子』の著者である孫武が戦略をめぐって対話を行っているかのような体裁となっている。両者の名言集とも言える内容。軍事戦略の2大名著のエッセンスがコンパクトな1冊で理解できてしまう優れものである。

目次

  1. 序 文

    第1章 イントロダクション――『孫子』と『戦争論』

    第2章 叙述と研究のスタイルに惑わされるなかれ

    第3章 戦争の定義に関する誤解

    第4章 政治のリーダーシップと軍事的指導者・指揮官の微妙な関係

    第5章 戦争の合理的見積もりは可能か――目的と手段の相互関係

    第6章 戦争の逆説的な三位一体を理解する

    第7章 「戦わずして勝つ」の理想と現実――流血なき勝利と決戦の追求

    第8章 兵力数がすべてか?

    第9章 欺瞞、奇襲、情報、指揮統率の位置づけの違い

    第10章 インテリジェンス・情報は『孫子』の真骨頂

    第11章 有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのか――指揮と統御

    第12章 意外と多い共通点――軍事的指導者の役割

    第13章 何がもっとも重要か――指揮官の資質

    第14章 戦場における環境と軍隊指揮官の直観力のジレンマ

    第15章 勇敢さと計算(打算)どちらが重要か

    終 章 両者は補完関係

著者・監修者プロフィール

ハンデル,マイケル・I(はんでる まいける・I)

インテリジェンス、戦略研究の世界的な権威。アメリカ合衆国陸軍戦略大学校元教授(1983~1990)、アメリカ海軍戦略大学校元教授(1990~2000)。ハーバード大学にて博士号(Ph.D.)取得。専門誌「情報と国家安全保障」創刊者、2001年逝去。ベトナム戦争敗北症候群で低迷する1975年から1980年代前半にかけて米国防総省が取り組んだ「米軍がベトナムにおいて局地の戦闘で勝利を重ねておきながら、結果的に不名誉な敗北を余儀なくされたのは何故か?」という課題解決に取り組んだ際の「軍事古典研究」を主導した戦略研究科である。その研究成果は、1984年にワインバーガー国防長官が行った「軍事力の行使」をいう演説に結実し、引き続き1986年の「国防報告」に反映され「ワインバーガー・ドクトリン」になっている。 <主な著書>Inteligence and Military Operations(1990),War,Strategy,and Inteligence(1989)などがある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

杉之尾 宜生(すぎのお よしお)

1936年生まれ、防衛大学校応用化学科卒業、陸上自衛隊入隊、第7師団戦車大隊、同偵察隊、中央調査隊、第1師団偵察隊、中央資料隊、防衛研修所戦史部、防衛大学校助教授・教授(元1等陸佐)を経て、現在、戦略研究学会・日本クラウゼヴィッツ学会顧問。
主な著書に『失敗の本質』(共著、ダイヤモンド社)、『戦略の本質』『撤退の本質』(ともに共著、日本経済新聞出版社)、『[現代語訳]孫子』(編著、日本経済新聞出版社)、『国家経営の本質』(共著、日本経済新聞出版社)がある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

西田 陽一(にしだ よういち)

1976年生まれ、ワシントン州立大学経済学部卒業、大同特殊鋼グループ商社大同興業(株)を経て、現在、(株)陽雄代表取締役・戦略コンサルタント、日本クラウゼヴィッツ学会・戦略研究学会会員。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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