歴史の一大転換期に生きる人に光をあて壮大な叙事詩を描き続けてきた小説家が「のちの思いに」自らの文学の生まれた場所に立ち戻り、悠揚たる至福の時間を綴った薫り高い随想集。世紀末の転換期に絶筆となった。

のちの思いに

辻邦生
定価:本体1,600円+税
発売日:1999年12月03日
ISBN:978-4-532-16324-2
上製カバー巻/四六判/282ページ
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歴史の一大転換期に生きる人に光をあて壮大な叙事詩を描き続けてきた小説家が「のちの思いに」自らの文学の生まれた場所に立ち戻り、悠揚たる至福の時間を綴った薫り高い随想集。世紀末の転換期に絶筆となった。

目次

  1. 1 大学に入ったころ
      大学に入ったころ/秀才たちの群/悪戦苦闘の仏語学習/
      本郷通りと路面電車/中島健蔵の名講義/女子学生と夏の匂い/
      読書と書斎/本郷から浅草へ/浅草の仲間たち/芝居小屋

    2 リスちゃん登場
      大型バスの秘密/リスちゃん登場/社会の海へ/分かれ道/
      狼の足あとを求めて/電話帳のような本/やさいい友達/
      親友の恋愛論/留学への夢

    3 アルカディアの夏
      恋のさやあて/都心のデート/結婚の相談/リスちゃんの小屋/
      リスちゃんのお勤め/信州へ/アルカディアの夏/高原の中間たち/
      不意のおとずれ/ひと夏の終わり

    4 パリに着く
      パリに着く/森先生との再開/森先生の引っ越し/
      船旅で結んだ友情/対照的な異国の友/フランクフルトの哲学青年/
      ドイツの大学都市/上機嫌の森先生/フランスの夏休み/
      ニースからイタリアへ/光と闇のローマ/旅の終わり

    5 帰国して
      帰国して/秀才 粟津則雄/誰もが憧れた福永武彦/
      『近代文学』とその周辺/『文藝』と坂本一亀編集長/
      吉田健一と文学の喜び/豊崎光一との最後の旅/
      『海』と『背教者ユリアヌス』/「青い魚の家」

    あとがきにかえて
      「のちの思いに」と共に過ごした一年   辻佐保子

著者・監修者プロフィール

辻 邦生(つじ くにお)

作家

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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