米国きっての有力なアジア専門家が描く新たな対外戦略論。経済・外交・安全保障など、アジアへの旋回(ピボット)政策を重厚に描く。

THE PIVOT アメリカのアジア・シフト

定価:本体4,000円+税
発売日:2017年02月28日
ISBN:978-4-532-17613-6
上製/四六判/544ページ
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おすすめのポイント

米国きっての有力なアジア専門家が描く新たな対外戦略論。経済・外交・安全保障など、アジアへの旋回(ピボット)政策を重厚に描く。

○トランプ政権でもアジアの戦略的な重要性に変わりはない。今後のアメリカとアジアとの関係を経済・外交・安全保障など、多様な観点から展望するための必読書。

○世界の人口の半分を占め、世界の成長センターであるアジアこそ、21世紀の世界でもっとも重要な地域となる。だが、興隆するアジアはまた、覇権による支配と勢力均衡とのせめぎあい、北朝鮮問題、海洋領有権問題、通商問題など多様で深刻な問題が錯綜する地域でもある。アジアはアメリカの将来、世界の未来を左右する最大の要素となる。だからこそ、アジアへの戦略的なシフト、ピボット(旋回)は歴史的必然である。日本、中国、インドなど世界の経済大国が集中するアジアにどう関わるべきなのか、その旋回を成功させるには何が必要なのか――。

○ワシントンで有力な戦略・投資のアドバイザー会社、アジア・グループを主宰し、アメリカのアジア外交に影響力をもつ専門家が、アジアへの旋回政策の歴史的背景、外交・軍事・安全保障、通商、経済開発などの分野にわたり、アメリカが今後、どのような考え方、アプローチで日本をはじめとするアジアに関与していくのかを具体的に描き出す。

○伝統的なアジア軽視政策の刷新、アジアへのピボット(旋回)、覇権国による支配の排除、勢力均衡の実現、同盟全体の強化、興隆する中国の方向付け、域内協力関係の強化、開放的で自由な通商、多国間強調の重視、軍事能力の強化と多様化、人的なつながりの強化。ヨーロッパをアジア政策に巻き込むことなどを具体的に論じる。

目次

  1. 序 章

    第1章 ピボットを定義する
        --新アジア政策の最初の一手、その起源、成功、そして批判

    第2章 ピボットの舞台
        --興隆するアジア、そこで問われているもの、その影響の大きさ

    第3章 ピボット以前の行動様式
        --アメリカをアジアへと結ぶ歴史が奏でる主旋律

    第4章 ピボットに先行する取り組み
        --アメリカのアジア戦略に繰り返し現れる要素

    第5章 ピボットとアジアの未来
        --変貌する地域が直面する6つの選択

    第6章 ピボットのための計画
        --10項目の行動指針でアメリカのアジア戦略を構想する

    第7章 ピボットをめぐるリスク
        --アメリカのアジア政策の課題

    第8章 ピボットの実行
        --現代外交の教訓

著者・監修者プロフィール

キャンベル,カート(きゃんべる かーと)

オバマ政権1期目の2009-13年に国務次官補(東アジア・太平洋担当)としてアジア重視の政策である「ピボット」を主導した。現在、ワシントンで戦略・投資のアドバイザー会社、アジア・グループを主宰し、会長兼CEO。同じくワシントンの有力シンクタンク、新アメリカ安全保障センター(CNAS)の共同設立者でもある。戦略国際問題研究所(CSIS)で上級副所長を務めたほか、ハーバード大学ケネディ行政大学院の准教授兼ベルファー科学・国際問題研究センター副所長などを歴任した。外交・安全保障政策に影響力を持つ外交問題評議会や国際戦略研究所(IISS、英国)、日米欧三極委員会のメンバーで、英スタンダード・チャータード銀行の社外取締役なども務めている。オックスフォード大学で国際関係論の博士号を取得した。夫人のラエル・プレイナード連邦準備理事会(FRB)理事との間に3人の娘がいる。1957年生まれ。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

村井 浩紀(むらい こうき)

1984年に日本経済新聞社入社。ヒューストン、ニューヨーク、ロンドンに駐在。経済解説部長などを経て2016年から日本経済研究センター副事務局長兼日米研究室長。訳書にスタインバーグ&オハンロン『米中衝突を避けるために』(日本経済新聞出版社、2015年、共訳)、ジョセフ・S・ナイ『アメリカの世紀は終わらない』(日本経済新聞出版社、2015年)がある。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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