アジアから全世界に伝染した通貨危機、マネーが実体経済に及ぼす暴力性がますます強烈に――。「一人勝ち」を続ける米国、投機マネーに侵略されたアジア、次のマネー危機の火種を抱えた日本・中国。グローバル資本主義下の新通貨システムを解明。

マネークライシス・エコノミー
グローバル資本主義と国際金融危機

定価:本体1,600円+税
発売日:1999年12月06日
ISBN:978-4-532-14799-0
上製カバー巻/四六判/256ページ
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アジアから全世界に伝染した通貨危機、マネーが実体経済に及ぼす暴力性がますます強烈に――。「一人勝ち」を続ける米国、投機マネーに侵略されたアジア、次のマネー危機の火種を抱えた日本・中国。グローバル資本主義下の新通貨システムを解明。

目次

  1. 第1部 グローバル資本主義と国際金融危機

      第1章 新たな通貨経済危機
        歴史的転換期となった90年代/通貨危機の世界的波及
      第2章 グローバル経済はどこへ向かうか
        安定成長を続ける米国経済とそのリスク/
        ダイナミックな発展は期待できないEU経済/
        再び世界の成長センターを指向するアジア諸国/
        不安が残る中国と日本/国際金融システムの安定に向かって

    第2部 マネークライシス・エコノミー

      第3章 「合法的な練金術」―――シニョレッジとは何か
        通貨は錯覚を起こしやすい/通貨問題の本質にシニョレッジ/
        機軸通貨の特権とは何か
      第4章 新型の通貨危機はどうして発生したのか
        通貨危機発生のメカニズム/アジア通貨危機の原因は何か/
        通貨危機にも強かった中華圏通貨/中南米とロシアの通貨危機/
        ヘッジファンドとIMF
      第5章 米国・日本・欧州の通貨はどうなる
        米国を中心とした経済のグローバル化/新しいアイデンティティを必
        要としている日本円/通貨統合へ向かった欧州
      第6章 国際通貨制度の新しい常識
        変動相場制(フロート制)/固定相場制(ペッグ制)/国際通貨制度
        の全メニュー/為替レートを決める通貨のファンダメンタルズ/通貨
        制度の考え方/経済政策と通貨政策の活用法
      第7章 通貨制度の歴史から新しきを知る
        金本位固定相場制/両大戦間期の国際通貨制度/
        ブレトンウッズ=IMF体制/ドル本位変動相場制の時代へ/
        ドル本位変動相場制の三大合意とは/
        スネーク制から欧州通貨統合の始まりへ/
        欧州通貨統合の準備段階としてのEMS
      第8章 21世紀の国際通貨体制
        通貨制度の向かうべき方向/
        国際通貨制度を安定化させる技術面の検討/
        通貨改革を加速させる電子マネー
    第2部の参考文献

    索引

著者・監修者プロフィール

原田 和明(はらだ かずあき)

1931年東京生まれ。1956年東京大学経済学部卒業後、三和銀行入行。通産省出向、ロンドン駐在エコノミストなどを歴任し、1985年取締役調査部長。1986年三和総合研究所設立とともに同社専務。三和総合研究所理事長。 <主な著書>『銀行10年後への戦略』(日本経済新聞社)、『価格革命・日本企業の挑戦』(日本経済新聞社)、『ブッシュの米国経済』(日本経済新聞社)、『ベーシック・アメリカ経済入門』(日本経済新聞社)、『激変する世界経済の読み方』(東洋経済新報社)

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

宿輪 純一(しゅくわ じゅんいち)

経済学博士・エコノミスト。慶應義塾大学経済学部帝京大学経済学部非常勤講師。
1963年、東京生まれ。麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、87年に富士銀行入行。国際資金為替部、海外勤務等。98年、三和銀行企画部へ移籍。合併によりUFJ銀行、UFJホールディングス経営企画部等に勤務。2006年より現在も三菱東京UFJ銀行に勤務、企画部経済調査室、決済事業部等。
教歴/兼務(非常勤講師): 東京大学大学院(3年)、早稲田大学(5年)、清華大学大学院(北京)(1年)、慶應義塾大学経済学部(2年/現職)、帝京大学経済学部(1年/現職)等。
公開講義「宿輪ゼミ」代表。
委員:アジア開発銀行(ADB)「アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)」、財務省「ASEAN為替制度と金融市場研究会」、経済産業省「グローバル財務研究会」、外務省「アジア太平洋経済研究会」、全国銀行協会「SWIFT委員会」「大口決済システム検討部会」「全銀システム検討部会」ほか。
単著:『通貨経済学入門』『アジア金融システムの経済学』『実学入門 社長になる人のための経済学―経営環境、リスク、戦略の先を読む』(以上、日本経済新聞出版社)、『ローマの休日とユーロの謎―シネマ経済学入門』(東洋経済新報社)
共著:『マネークライシス・エコノミ一―グローバル資本主義と国際金融』(日本経済新聞出版社)『円安vs円高―どちらの道を選択すべきか(第2版)』『決済システムのすべて(第3版)』『証券決済システムのすべて(第2版)』 (以上、東洋経済新報社)ほか

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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