長期に及ぶ寒冷化や干ばつが引き起こす飢饉、疫病、戦争―。日本の歴史は気候変動が動かしてきた。律令時代から近代まで、日本人が異常気象にどう立ち向かってきたのかを豊富なエピソードとともに描く異色作。

気候で読み解く日本の歴史
異常気象との攻防1400年

田家康
定価:本体1,800円+税
発売日:2013年07月24日
ISBN:978-4-532-16880-3
上製/四六判/308ページ
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おすすめのポイント

長期に及ぶ寒冷化や干ばつが引き起こす飢饉、疫病、戦争―。日本の歴史は気候変動が動かしてきた。律令時代から近代まで、日本人が異常気象にどう立ち向かってきたのかを豊富なエピソードとともに描く異色作。

気候と文明、歴史の関係について解き明かして好評を博した、『気候文明史』『世界史を変えた異常気象』に続く3冊目です。

目次

  1. プロローグ 太陽活動と火山噴火がもたらす気候変動

    第Ⅰ章 平城京の光と影
    1 万葉の花咲く陰で
    2 「祈祷」「税の軽減」「救済米」
    3 日本最初の天然痘の流行
    4 巨大木造建築ブームによる森林破壊

    第Ⅱ章 異常気象に立ち向かった鎌倉幕府
    1 干ばつは平安時代初期も続いた
    2 『明月記』が描いた寛喜の飢饉
    3 非常時の人身売買を容認した北条泰時

    第Ⅲ章 「1300年イベント」という転換期
    1 日蓮が記録した天変地異と飢饉
    2 寒冷化が可能にした新田義貞の鎌倉攻め
    3 農業技術の発展で気候変動に立ち向かう

    第Ⅳ章 戦場で「出稼ぎ」した足軽たち
    1 経済発展と人口増加の時代
    2 太陽活動の低下が招いた「小氷期」
    3 火山噴火が多発した40年間
    4 北条、上杉、武田――気候が戦国大名を動かした

    第Ⅴ章 江戸幕府の窮民政策とその限界
    1 戦争は終わった:江戸幕府の天下泰平
    2 三大将軍家光、飢饉対策に乗り出す
    3 シャクシャインが導いた先住民の一斉蜂起
    4 元禄の飢饉と綱吉の失政
    5 幕藩体制を揺るがした天明の飢饉
    6 江戸幕府を追い詰めた2度の天候不順

    エピローグ 
    1 気候変動に立ち向かう鍵は何か
    2 明治凶作郡と昭和凶作群
    3 おわりに

    参考文献
    人名・事項索引

著者・監修者プロフィール

田家 康(たんげ やすし)

農林中金総合研究所客員研究員。1959年神奈川県生まれ。81年横浜国立大学経済学部卒。農林中央金庫森林担当部長、(独)農林漁業信用基金漁業部長を経て現職。2001年気象予報士試験合格。日本気象学会会員。日本気象予報士会東京支部長。著書に『気候文明史』『世界史を変えた異常気象』『気候で読み解く日本の歴史』『異常気象が変えた人類の歴史』(いずれも日本経済新聞出版社)がある。


※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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