世界の富を支配するギガマネーの獲得に金融機関は鎬を削る一方、規制はますます強化されている。知られざる攻防戦を明らかにする。

ギガマネー 巨大資金の闇
富の支配者たちを狙え

定価:本体1,800円+税
発売日:2017年08月25日
ISBN:978-4-532-35739-9
並製/四六判/272ページ
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おすすめのポイント

世界の富を支配するギガマネーの獲得に金融機関は鎬を削る一方、規制はますます強化されている。知られざる攻防戦を明らかにする。

スイスの大手銀行、クレディスイスによると、ピラミッドの頂点に位置する「資産が100万ドル以上の成人の富裕層」は世界に3400万人おり、富裕層が世界の全資産の45・2%を占めている。
豊かな人が、より豊かになる格差拡大傾向は強まっている。かつてお金持ちといえば100万ドル以上を保有するミリオネア(百万長者)だったがいまや、欧米で大金持ちは10億ドル以上を保有するビリオネアに変わりつつある。
ミリオンからビリオンへ、ゼロが3桁増え富の次元が変わりつつあるのだ。かつては富の大きさは「メガ」で形容された。日本のメガバンクはその代表例だが、いまや「ギガ」の時代に突入しようとしている。メガからギガは単に呼称が変わるだけではなく、ピラミッドの頂点にいる富裕層による富の支配の強化をも象徴している。そんなマネーを本書では「ギガマネー」と定義し、動向を探った。
ギガマネーには犯罪のにおいがつきまとっている。スイスの諸銀行は顧客秘密の秘匿を断念させられ、パナマ文書で暴露されたようにタックスヘイブン活用を始め資産隠しはどんどん高度化し、テロマネー撲滅を目的とした米国をはじめとする先進国政府との攻防戦がますます激化している。
本書は、知られざるギガマネーの実態と、その獲得を巡る競争、透明化を促進する政府当局との攻防戦を描くもの。富裕層マネーの解説書は過去あったが、ここまで多角的に解説したものはない。

目次

  1. 第Ⅰ章 謎に彩られた歴史

    第Ⅱ章 不正と規制のせめぎ合い

    第Ⅲ章 勃興するニュー・マネーを狙え

    第Ⅳ章 大競争――塗り替わるプライベート・バンキング勢力図

    第Ⅴ章 日本のプライベート・バンキング--周回遅れの「透明化後進国」

    終 章 ギガマネーの行方

著者・監修者プロフィール

太田 康夫(おおた やすお)

日本経済新聞編集委員
1982年東京大学卒業。同年日本経済新聞社入社。外報部、前橋支局、金融部を経て、90年チューリヒ(スイス)支局駐在、94年東京本社経済部、96年同次長、2003年編集委員を兼務。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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