我が国流通業で圧倒的な勝ち組として君臨するユニクロ、しまむらはどこまで強いか。流通コンサルタントが徹底取材をもとに、両社の対極的な経営スタイル、成長戦略を比較、日本発小売りスタンダードの魅力に迫る。

ユニクロvsしまむら

月泉博
定価:本体648円+税
発売日:2009年11月05日
ISBN:978-4-532-19516-8
並製/A6判/288ページ
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おすすめのポイント

我が国流通業で圧倒的な勝ち組として君臨するユニクロ、しまむらはどこまで強いか。流通コンサルタントが徹底取材をもとに、両社の対極的な経営スタイル、成長戦略を比較、日本発小売りスタンダードの魅力に迫る。

06年11月刊行の同名書を改訂、文庫化。両社トップである柳井・ユニクロ会長兼社長、野中・しまむら社長を再取材、最新事情を加筆しました。流通、アパレル業界を中心としたビジネス人層、就職活動中の学生必読の書!

目次

  1. はじめに
    プロローグ なぜ今、「ユニクロvsしまむら」なのか?
    今後の流通ビジネスの本質をどう読み解くか/目を見張る両社の成長性と収益力/時代を駆け抜ける2人の創業経営者/「全く逆の相似形」

    第1章 中間流通の不要化(ユニクロ)と内包化(しまむら)
    「生産起点」から「消費起点」へ/「衣料バブル」の発生と崩壊/衣料デフレを味方につけたユニクロとしまむら/GMS凋落の本質要因/GMSはもう要らない?/「消費起点」からさらに「流通起点」へ/他3項

    第2章 [早わかり]ユニクロ、しまむら 創業と成長の軌跡
     常に強烈な創造的破壊の経営で突っ走る「ユニクロ」
    何度も繰り返される「成功体験の否定」/1号店出店からわずか10年でスピード上場/ユニクロ初期のサクセスと成長要因/初の挫折―過剰適応による不適応/奇跡のV字回復とユニクロの暴走/他2項
     商い(小売業)を産業(システム)に変えたしまむら
    なぜしまむらが「最強の小売業」なのか?/低経費構造がすべてを癒す/1号店目からセントラルバイイングを開始する/店はマネできても仕組みはマネできない!/デフレを逆手にとった独自の成長戦略/他2項

    第3章 まさに対極に位置する経営・業態構造
     商品政策―完全SPA vs(集荷)品揃え
    なぜSPAでなければならないのか?/SPAの優位性を最大限に生かす単品大量MD/他2項
     店オペレーション―店舗主導vs本部主導
    (完全SPAなのに)店舗発注にこだわるユニクロ/あるべき店舗主導の実現はまだ道半ば?/他2項
     物流―完全アウトソーシングvs100%自前主義
    商品1枚単位から頻繁な店間移動/輸送コストは宅配便の4分の1
     マーケティング戦略―ブランディングvsストアロイヤリティ
    自ら“絶対価格”を作り出す/大衆衣料消費における「ニュースタンダード」の確立
     人材開発―スペシャリスト育成vsゼネラリスト育成
    目玉のSS店長、FCオーナーはいまだ少数/エリート店長―現場からの声/他2項

    第4章 トップのマネジメントとその生き様
     「成長しなければ死んだも同然だ」―ユニクロ・柳井正
    「売上3倍限界説」とは?/「エリートたちだけでは次のステージにいけないと思った」/他1項
     「すべて自分たちでやるから面白い」―しまむら・藤原秀次郎
    理想的なオーナーと経営者の関係/“セルフソリューション”企業/同化する藤原イズムとしまむらイズム/他2項

    第5章 成熟消費時代を突破する2強の「市場解読力」
    競争ポジションは価格軸から付加価値軸へ/成熟消費社会に求められるマーケティング/市場とニーズ激変のシグナル/これからの消費創造における3大キーワードとは?/①ソリューション(Solution)/②ディスティネーション(Destination)/③ライフスタイル(Life Style)/他3項

    第6章 〝日本発〟世界標準流通業を目指して
     「世界のメインプレーヤー」として打って出るユニクロ
    ユニクロの「新たなステージ」とは?/「R&D本部」が主導する大胆なMD改革/「第3世代SPA」とは何か?/VMDと接客―“未知なるスキル”をどう強化する?/「今後の成長エンジン」は大型店開発/「10坪から1000坪まで」のマルチ出店戦略/矢継ぎ早なM&A路線の狙いと勝算/他3項
     「業界きってのベンチマーキング企業」として進化するしまむら
    「流通業界のトヨタ」と言われるワケ/組織ぐるみの「欧州トレンド研修」とは?/強化されるVMDとコーディネート提案/しまむらにおけるPB(プライベートブランド)の位置づけ/終わることなく繰り返される物流改革/さらなる高密度出店に向かうしまむら/他2項

    第7章 「2強の天下」はいつまで続く?
    ユニクロ、しまむらは買収されない?/2強はどこまで世界に通用するのか/「何でもM&A」と「すべて自前」主義の課題と限界/「商圏破壊と規模破壊」現象にどう対応する?/「10万人商圏/1000坪」がスタンダードになる?/「プチ百貨店化」するGMSの勘違い/「1勝9敗」と「9勝1敗」/「改正まちづくり三法」で大変化する出店事情/他3項

    エピローグ ユニクロ、しまむらは何を破壊し何を創造したのか?
    「ユニクロのしまむら化」と「しまむらのユニクロ化」/「消費に合わせるビジネスを作った」/配給論から真のマーケティングへ

    文庫版のための補章 その後のユニクロとしまむら
    一人勝ちの真因は「新たな市場と消費の創出」/「外貨ファストファッション」vs「ユニクロ&しまむら」
     [ユニクロ] 2020年売上5兆円―「世界一のアパレル製造小売業グループを作る!」
    まずはアジアでナンバーワンを目指す/矢継ぎ早に打ち出される国内事業改革/人材創出を組織の強化
     [しまむら] 最後にして最大の沃野―都市部に攻め上がる
    前期は上場来初の減収減益決算に直面/力強い復調と新たな成長ステージへの誘い

著者・監修者プロフィール

月泉 博(つきいずみ ひろし)

株式会社シーズ代表取締役。
1954年生まれ。関西学院大学法学部卒。
山一證券、流通誌編集記者などを経て、91年株式会社シーズを設立し代表取締役に就任。商業開発ディレクターとして、SCや大型商業施設、新業態開発等における調査、企画、指導業務にあたる。変貌著しい内外の流通商業の最先端動向に詳しく、雑誌への寄稿や講演活動を精力的にこなしている。
主な著書に『ユ二クロVSしまむら』『「流通戦略」の新常識』。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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