21 世紀初頭に世界経済を牽引した中国は高成長期を終え、アジアの成長ポイントは多極化し、西へとシフトしつつある。複雑化する地域に対して国と企業はどう向き合うべきか。専門記者が次の一手を示す、注目の一書。

ネクスト・アジア
成長フロンティアは常に動く

定価:本体1,800円+税
発売日:2014年03月14日
ISBN:978-4-532-35591-3
上製/四六判/246ページ
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21 世紀初頭に世界経済を牽引した中国は高成長期を終え、アジアの成長ポイントは多極化し、西へとシフトしつつある。複雑化する地域に対して国と企業はどう向き合うべきか。専門記者が次の一手を示す、注目の一書。

著者は日経のベテラン専門記者。日本企業がアジア域内で今後も成長を達成するにはどうすればよいか、そのヒントが数多く示されています。

目次

  1. 第1章 動く成長フロンティア
     1 アジアの地政学
      中国の改革開放は六面体のサイコロ/十面体のサイコロ、ASEAN/「都市消費」という別世界/三つの壁
     2 フロンティアはさらに西へ
      インド洋へ向かえ!/アジアの不安/両洋国家としてのASEAN

    第2章 ASEAN 二度目の春
     1 目覚めたASEAN
      今、「二度目の花」が咲く/中国に負けるな!
     2 ものづくりの十字路インドシナ
      産業動脈になった南部回廊/浮上する「工場の引っ越し」問題/西に延びる回廊/南北回廊の目論見/ミャンマーを狙え!
     3 変化するASEANの強み
      フィリピンはなぜ伸びるのか/スマホのベトナム/TPP期待の縫製
     4 産業集積の拡大
      脱中国・入ASEAN/新しい経済共同体の発足/三次元分業

    第3章 消費するアジア
     1 ASEANに消費の花が咲く
      自動車への夢/“お国柄”によって異なる自動車のテイスト/中流層消費はどうなるか/健全な中流層の拡大と関係する政治体制/「健全な中流層」の特徴/社会保障が消費のカギ
     2 ネットショッピングの隆盛
      熱狂する中国の11月11日/広い国土をカバーするにはネットビジネスが一番!/モダントレードへ/文化的背景で消費に違い
     3 相違点と共通性
      すべて一括りにはできない多様性のある地域/進む欧米化と日本化/ベトナムは“アジアの静岡”/東京都“バンコク区”/アジアビジネスは“P2P”へ

    第4章 インドは張り子の象か
     1 光と影の経済
      世界3位と10位の落差/民主主義のコスト/植民地官僚と社会主義の合体/規制なき場所で育つインド企業
     2 なぜインドの製造業は弱いのか
      呼び込めない外資/ジャグラート州の成功/製造業成長の突破口/“次のフロンティア”を求めて
     3 頭脳をどう活かすか
      欧米トップ10より難関な大学がインドにある/「世界の頭脳」へと広がる理工系の才能/ITパワーで先進国をキャッチアップ

    第5章 インド洋経済圏が熱い!
     1 フロンティアはさらに西へ
      出現した新経済圏/東アフリカはアジアに何をもたらすか/東アフリカの未知なる魅力/“KTM”の台頭
     2 大交易圏の再興
      「中洋」と呼ばれた時代/中東・アフリカとASEANのつなぎ役/なぜインド洋にメリットがあるのか
     3 インド洋の二つの成長国
      ビジネスセンター、スリランカ/バングラデシュの“伸びしろ”/成長とそのひずみ/新成長分野が続々登場

    第6章 中国はどこへ行くのか
     1 高度成長の終わり
      「ポスト高度成長期」に入った中国経済/小平の改革開放が中国を変えたが……/大学進学で工場は人手不足に
     2 「つくられた」中国中流層
      中流層の規模は米国の人口と同じ/膨らむ対米貿易黒字と人民元切り上げの圧力/内需拡大型への進路転換によって「つくられた」中流層/社宅成金と灰色収入族
     3 固まる社会の軋轢
      中流層の膨張が引き起こした摩擦/自動車と中流層/流動性なき社会階層/注目される「搾菜指数」
     4 「反日」と中国ビジネス
      「反日」は続く/撤退させてくれない中国/「帽子」と「用心棒」を使え

    第7章 アジアの中のアジア
     1 教育とモチベーション
      “おしん”文化圏/高まる教育熱/高まる留学熱
     2 ヒトのネットワークがアジアを動かす
      力増す華僑・華人ネットワーク/華僑の成功者たち/「印橋」もグローバルに活躍/「越橋」たちの越境/南アジアに広がる日本の「3S」「5S」文化

    第8章 日本企業がアジアで勝つには
     1 三つの原則
      原則1:「早い者勝ち」/市場を創る――ベトナムを即席麺大国にしたエースコック
      原則2:「先に伸びよ、規模はあとから」
      原則3:「働き手が去ると消費者が来る」
     2 アジアナイゼーション
      現地化、行うは難し/現地法人のパラドックス
     3 シナリオを持て
      岩盤なきアジア/シナリオ・プランニング/「マウンテン」シナリオと「オーシャン」シナリオ

著者・監修者プロフィール

後藤 康浩(ごとう やすひろ)

1958年生まれ。早稲田大学政経学部卒業、豪ボンド大学経営大学院修了(MBA取得)。84年日本経済新聞社入社、社会部、国際部、バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、現在、日本経済新聞社編集局編集企画センター編集委員。
<主な著書>
『強い工場』日本経済新聞出版社、2003年
『勝つ工場』日本経済新聞出版社、2005年
『アジア力』日本経済新聞出版社、2010年
『資源・食糧・エネルギーが変える世界』日本経済新聞出版社、2011年

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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