東芝事件は経営者だけの問題ではない。背景にある構造的課題に、ガバナンス時代の会計ルールの在り方という視点から鋭く切り込む。

粉飾決算
問われる監査と内部統制

浜田康
定価:本体2,400円+税
発売日:2016年02月26日
ISBN:978-4-532-32060-7
上製/四六判/472ページ
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おすすめのポイント

東芝事件は経営者だけの問題ではない。背景にある構造的課題に、ガバナンス時代の会計ルールの在り方という視点から鋭く切り込む。

◆東芝の不適切会計問題が浮き彫りにした会計システムの課題
 東芝事件は一企業の経営問題ではなく、日本が抱える内部統制と監査の問題の象徴でもあります。既刊の話題書『不正を許さない監査』『会計不正』の筆者が、長銀、三洋電機、そして東芝と繰り返されてきた会計不正(粉飾決算)の事例を徹底分析、その裏側にある日本の会計システムの構造的な課題をえぐり出します。

 改正会社法、コーポレートガバナンス・コード――2015年に実施された改革は、適正な企業情報開示のための監査制度の見直し議論にも発展しています。しかし、どんなに立派な器をつくっても、それに対応した内部統制と外部監査が機能しない限り、不正を防ぐことはできません。そのことを象徴するのが、東芝事件です。
 東芝事件は経営陣による不正ばかりが強調されますが、もっと大事な問題が潜んでいます。
 それが、監査という問題。東芝が今回提出した調査報告書を分析してみると、経営者もさることながら、監査手続面でも大きな問題があったことが浮き彫りになってきます。

◆筆者だから書ける問題の本質
 本書は、『不正を許さない監査』などの著作で高い評価を得る筆者が、東芝ほか実際の事件を検証。改めて「会計不正」とそれを許してしまう会計システムの問題を分析、監査の在り方を問うものです。
 既刊書でも証明される通り、その筆致は会計専門家でなくても理解できるわかりやすさ。自身、監査法人という組織から離れたことで、これまで以上に本質をえぐり出す内容になることが期待でき、経営者、マネジメント層、金融関係者、投資家、そして会計士必読の一冊です。

東芝問題が投げかけた日本企業の経営の裏側にある会計問題の本質を、実例をもとに第一人者がわかりやすく解説する唯一の書です。

目次

  1. 序 章 正しい財務諸表はどこに--東芝事件が浮き彫りにした監査の不可思議

    第1章 長銀の粉飾事件

    第2章 三洋電機の粉飾事件

    第3章 東芝の粉飾事件

    第4章 トップレベルの内部統制とは

著者・監修者プロフィール

浜田 康(はまだ やすし)

青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科特任教授。公認会計士。
1952年東京生まれ
1977年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
1979年公認会計士登録
中央青山監査法人、あずさ監査法人代表社員を経て、現職。
著書に『商法による決算書の読み方』、『「不正」を許さない監査』、『会計不正』(いずれも日本経済新聞出版社)ほか。


※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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