世界の海山を駆けめぐり膨大な作品を吐き出したマンボウは、いまは世を捨て何も望むことはない。生と死、時間と空間の輪郭が溶けてしまった、洒脱でちょっととぼけた半生記が写す、もうひとつの戦後文学の豊かさ。

どくとるマンボウ回想記

北杜夫
定価:本体1,500円+税
発売日:2007年01月25日
ISBN:978-4-532-16575-8
上製/四六判/256ページ
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世界の海山を駆けめぐり膨大な作品を吐き出したマンボウは、いまは世を捨て何も望むことはない。生と死、時間と空間の輪郭が溶けてしまった、洒脱でちょっととぼけた半生記が写す、もうひとつの戦後文学の豊かさ。

目次

  1. 序にかえて――わが人生

    I 文学への目覚め
     出生
     幼少期
     父・斎藤茂吉
     墓地
     出羽嶽  他

    II 執筆開始
     執筆開始
     航海
     「航海記」出版
     「楡家の人びと」
     幾つかの体験  他

    III 躁とウツ
     躁とウツ
     月乞食
     外貨獲得
     氷さわぎ
     無一文  他

    IV 父と母 妻と娘
     結婚
     娘の誕生
     母の思い出
     猫と犬
     父の思い出  他

    V 先輩や友人
     先輩や友人
     埴谷雄高さん
     阿川弘之さん
     遠藤周作さん
     佐藤愛子さん  他

    VI 歳晩に思うこと
     妻より強かった頃
     おまけの人生
     ずる休み
     歳晩に思うこと
     酒  他

    初出一覧
    著作目録

著者・監修者プロフィール

北 杜夫(きた もりお)

1927年東京都出身。東北大学医学部卒業後、神経科の医師に。旧制松本高校時代から父・斉藤茂吉やトーマス・マンの影響で文学に開眼。大学時代に「文芸首都」同人となって執筆活動に入る。60年『夜と霧の隅で』で第43回芥川賞受賞。『楡家の人びと』(64年、第18回毎日出版文化賞受賞)が三島由紀夫、川端康成に激賞され同時代を代表する作家の地位を不動のものとした。2011年逝去。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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