絵画はしょせん虚構、絵空事だ。しかし絵空事が人の心を豊かにしてくれるのだから、うそをつく力を磨こう。現在の閉塞感をうち破り、日本人に活力を注入したいという意欲をこめた異色画家の意外性に富むエッセー集。

ウソ力[想像力]の鍛え方

定価:本体1,600円+税
発売日:2003年11月18日
ISBN:978-4-532-16452-2
上製/四六判/212ページ
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おすすめのポイント

絵画はしょせん虚構、絵空事だ。しかし絵空事が人の心を豊かにしてくれるのだから、うそをつく力を磨こう。現在の閉塞感をうち破り、日本人に活力を注入したいという意欲をこめた異色画家の意外性に富むエッセー集。

目次

  1. 序章 アートは生存に不可欠である

    I 花になるためのレッスン
    魚になった日/命の装い/裸身の入墨/トロピカルアイランドの記憶/知恵の花園/阿修羅と伊勢エビ/群鶏

    II 感性の復権
    コンピューターは絵を滅亡させるか/野原の匂い/夜ふけの月/脳への裂け目/たなごころの歓び/無臭の危険/子どもと老人

    III 鳥になるためのレッスン
    いい加減のすすめ/徳川300年の躾/食事と屈託/今なぜ天才が生まれないか/死を想うことによって解放される/浮遊する精神/にせグルメ/弾むように、軽やかに/異色の魅力/好奇心の旅へ

    IV 双眼のかなた
    神々の森/300年の森に住む/飼いならせないエネルギー/森の脂/水の力/水と脂/生を支える死/悪夢と現実/美と醜/風を迎える家/閉じ込めない壁/イエスかノーか/悲しみの熾火

    V 経世済民のアート
    羊の美しさ/芸術の価値とは何か/土地や紙幣より強い資産/ユダヤの知恵/美のリスクマネージメント/飛行場のあるアトリエ/生きる力/芸術への投資/未来の幸福のために何を優先するか/見返りを期待しない芸術支援/なぜイタリアに留学したか/日本とヨーロッパ/画家を育てる経済効果/運慶の仕事/退化論/飛鳥の新しさ/反進化論/観光資産再考/匠の技/絵描きの住む街/テクノロジーとアートの対話

    VI ウソ力の鍛え方――新しい「美術教科書」
    新しい教科書/キーファー/抱擁の歓び/忘れられた豊かさ/漆黒の中の金/雲までの薄皮/熱い心/教科書のボリュームを30倍に/理系入試に“美術を”/ディスカッションの効用/壁の開放/物から夢へ/極楽というウソ/絵で“ウソ”を学ぶ/色彩の魔術/地球の輪廻

    終章 人はどうすれば美しくなれるか
    美しい人になるためには地球を美しくしなければならない/千の顔、千の夢/ウソ力こそ美しい人をつくる

    あとがき

著者・監修者プロフィール

絹谷 幸二(きぬたに こうじ)

画家。東京芸術大学名誉教授。1943年、奈良市生まれ。66年、東京芸大卒業、大橋賞を受賞。同年、第34回独立展で独立賞受賞(67年にも)。68年、東京芸大大学院修了、独立美術協会会員に。74年、第17回安井賞を最年少で受賞。87年、第19回日本芸術大賞受賞。89年、第30回毎日芸術賞受賞。97年、長野冬季五輪公式ポスター原画制作。2001年、第57回日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に。14年、文化功労者。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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