「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく。
「すみません」の国
ISBN:978-4-532-26157-3
並製/新書判/224ページ
おすすめのポイント
「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく。
コミュニケーション・スキルを磨くほど日本の職場では浮いてしまう理由
世代間コミュニケーションの難解さを取り上げた前作に対し、本書は国際社会でわかりにくいとされる日本人のコミュニケーションの構造を追究しています。
目次
- プロローグ 日本人はいやらしいか
第1章 蔓延する「すみません」
第2章 日本語は油断ならない
第3章 言いたいことは言わない日本
第4章 いやらしさの裏側
第5章 空気が国を支配する
第6章 ホンネに敏感な日本、タテマエ主義の欧米
エピローグ わかりにくさの深層に
おわりに
参考文献
著者・監修者プロフィール
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員教授、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。心理学をベースにした企業研修・教育講演を行う。著書に『「上から目線」の構造』『「すみません」の国』『「やりたい仕事」病』『薄っぺらいのに自信満々な人』『仕事で使える心理学』『モチベーションの新法則』『〈ほんとうの自分〉のつくり方』『自己心理学(編著、全6巻)』など多数。
※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。