「ものつくり」こそお家芸だという思いが年々日本では強くなっている。しかし実は、システムを軽視し、第二次世界大戦と同じ過ちを繰り返そうとしている! 日本型「ものつくり」の限界を明らかにする警告の書。

定価:本体850円+税
発売日:2009年03月11日
ISBN:978-4-532-26036-1
並製/新書判/256ページ
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おすすめのポイント

「ものつくり」こそお家芸だという思いが年々日本では強くなっている。しかし実は、システムを軽視し、第二次世界大戦と同じ過ちを繰り返そうとしている! 日本型「ものつくり」の限界を明らかにする警告の書。

トヨタ自動車を初めとする自動車産業の失速で、今までの日本製造業のあり方を見直す気運が高まった今、「つくりこみ」「すり合わせ」に依存するわが国技術の限界を打ち破る新しい技術文化を育てる!

目次

  1. 序章 日本型ものつくりの限界
     1 「ものつくり」と大和魂
     2 ハードからソフトへ主役が交代した現代の技術
     3 ソフトウェアの先導技術をもたない日本
     4 理論が重視されない日本の工学研究
     5 数学の停滞
     6 本書の目的

    第一章 先端技術を生み出した二つの科学革命
     1 科学と技術は本来無関係であった
     2 科学と技術の「結婚」
     3 大量生産が生み出した諸問題
     4 第三の科学革命
     5 第三の科学革命の基盤となった新しい論理学 
     6 第三の科学革命が生み出したもの―システム

    第二章 太平洋戦争もうひとつの敗因
     1 日本の技術の原型は労働集約型であった
     2 近代科学技術の導入
     3 兵器の質の格差
     4 戦後の技術に持ち越されたもの

    第三章 システム思考が根付かない戦後日本
     1 再び始まったキャッチアップの時代
     2 第二の科学革命への先祖返り
     3 アメリカ主導で進んだシステム技術の進歩と高度情報化社会

    第四章 しのびよる「ものつくり敗戦」
     1 労働集約型技術の光と影
     2 理論を軽視する日本の技術
     3 日本のコンピュータ技術
     4 日本型ものつくりが直面する問題

    終 章 「匠の呪縛」からの脱却―コトつくりへ
     1 見えないものを見ること
     2 知の統合と「コトつくり」
     3 横幹科学技術の勧め
     4 システム技術を先導した時代
     5 日本にも「国家の危機」が訪れる

    参考文献
    あとがき

著者・監修者プロフィール

木村 英紀(きむら ひでのり)

理化学研究所BSI―トヨタ連携センター長。1970年、東京大学大学院工学系博士課程修了、工学博士。大阪大学基礎工学部助手、工学部教授、東京大学大学院工学系研究科、同大学院新領域創成科学研究科教授などを経て、01年より理化学研究所生物制御システム研究室チームリーダ。『制御工学の考え方』等著書、論文多数。横断型基幹科学技術研究団体連合会長。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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