地域に危機が迫っている。国からの財源移転と公共事業に依存する構造が破綻するのは必至。果たして地域の未来は築けるのか。開発至上主義政策のツケなど厳しい現状をつぶさに追うと同時に、再生への道を探る。

列島破産
地域に未来はあるか

定価:本体1,500円+税
発売日:2000年11月14日
ISBN:978-4-532-14868-3
並製/四六判/278ページ
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地域に危機が迫っている。国からの財源移転と公共事業に依存する構造が破綻するのは必至。果たして地域の未来は築けるのか。開発至上主義政策のツケなど厳しい現状をつぶさに追うと同時に、再生への道を探る。

目次

  1. プロローグ 忍び寄る「列島破産」

    「優しい自民党」の変身/「中央主導の地域開発」時代の終えん/政府の隠れ借金は30兆円/地域の自立は可能か

    第1章 危機のマグマ

    去りゆく「優しい企業」/悲しき大都市「劣藩」同盟/税取り立て隊、滞納に苦戦/2015年東京破綻の日/自民党員六割、山村の波乱/うたかたのダムマネー/地域金融、終わる“蜜月時代”/最果ての村は豊かなり
    <私の地域再生論 >大原謙一郎氏/黒沢丈夫氏


    第2章 「無策」が地域を破壊する

    かすむ博覧会の世紀/都市を襲う空洞化デフレ/ダムに沈む里、42年の闘い/都市に届かぬ森の悲鳴/国頼みの「見果てぬ夢」/イヌワシが教えた町づくり/後手の農政、消える農地/自治体財政を侵食する「塩漬け土地」/“官頼み”の経済、談合助長
    <私の地域再生論>佐藤仁一氏/長野吉彰氏

    第3章 担い手の苦悩
    政治家「石原」の焦燥/「挑戦する知事」を前面に/「すぐやる課」が映す戦後/町内会、試される自治/住民投票の刀を抜くとき/臨海事故が問う県の存在/匠の技が消えていく/政争の町、迷走する議会/需要予測の甘いワナ
    <私の地域再生論>品川隆幸氏/土井敏行氏


    第4章 脱・20世紀経済

    コロラドの奇跡に学べ/名古屋がごみに埋まる日/鉄の街がハイテク都市に/台頭する「結い」のビジネス/「一村一品」先駆けの迷い/大規模酪農「優等生」の憂い/「渋谷バレー」誕生の秘密<私の地域再生論>関戸美恵子氏/谷本信氏

    第5章 「自立」への道は築けるか

    脱国家依存/世界への「開放性」が発展のキーワード/自治体予算づくりに住民が参加/「負担」せぬ者の「受益」/非営利が担う50兆円経済/崩れる「コメ本位制」/共生へ環黄海経済圏/石原知事と水源地の町長/公務員も「さらば年功序列」/「ネット民主主義」の芽生え/産業の輪で依存経済脱皮/“教育分権”を市民がリード/「お国言葉」のススメ/取り残された町の再生/「お願い」返上、政策手づくり/過疎地は世界と結ぶ/お父さんの町内会デビュー/福沢諭吉の見果てぬ夢
    <私の地域再生論>加瀬清志氏/フィリップ・グロード氏

    第6章 欧州の新しい波

    1 英国の実験
    職員数400人で復活する「大ロンドン庁」/基礎的自治体に手厚い配置/二重行政の行方/中央主導で動き出したベストバリュー/サービスの質重視に転換/サービス水準をランク付け/労働党政権でも導入進むPFI/青森県も「住民満足度」採用/独自議会を創設したスコットランド/連邦制に近い立法権限/自立の代償/注目される道州制構想/デューア首相に聞く

    2 台頭する「温かいマネー」
    新たな交易システム「LETS」/中小企業が支える組合銀行/市場価値と無縁のタイムマネー/日本にも波及する地域通貨

    <私の地域再生論>長谷川誓一氏/渡辺豊博氏

    第7章 地域への提言

    企業誘致より足下の資源(東大教授・月尾嘉男氏)/産業政策、市町村が主役(一橋大教授・関満博氏)/若者に“下克上”の機会を(小説家・高橋義夫氏)/分権こそ国民主権の土台(弁護士・中坊公平氏)/首長に聞く(土屋埼玉県知事、浅野宮城県知事、橋本高知県知事、北川三重県知事、小寺群馬県知事)

    データ編 ―――――― 首長アンケートより
     1 十年後、都市間競争熾烈に
     2 独自色発揮へ条例検討

著者・監修者プロフィール

日本経済新聞社 (にほんけいざいしんぶんしゃ )

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