タイ・バーツの下落に端を発しASEAN、NIEs諸国にドミノ倒しのごとく波及したアジア通貨危機。香港で危機の発生から収束までを見てきた著者が中国経済の動きも含め克明に報告、その経験から将来を展望する。

アジア通貨危機
香港からの報告

定価:本体1,700円+税
発売日:1999年12月14日
ISBN:978-4-532-14801-0
上製カバー巻/四六判/224ページ
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タイ・バーツの下落に端を発しASEAN、NIEs諸国にドミノ倒しのごとく波及したアジア通貨危機。香港で危機の発生から収束までを見てきた著者が中国経済の動きも含め克明に報告、その経験から将来を展望する。

目次

  1. 1章 アジア通貨危機の経緯と教訓

    1 アジア通貨危機の予兆
    NIEs諸国の輸出鈍化とASEAN経済の過熱現象/為替相場弾力化の模索/タイと韓国の経済情勢の深刻化
    2 アジア通貨危機の発生と拡大
    タイ・バーツの下落とその波及/実体経済への影響/金融システムへの影響/マレーシアにおける資本取引規制の強化
    3 周辺国への影響
    4 経済の安定化と引き締め政策の緩和
    5 アジア通貨危機の教訓
    タイにおける危機発生の背景/為替相場制度/急ぎすぎた自由化/国際化/国内金融インフラの整備/民族問題への理解

    2章 アジア通貨危機下の中国経済情勢

    1 中国をみる際のフレーム・ワーク
    中国の地政学的特徴と歴史的背景/現代中国の特色/建国から文化大革命の終息まで/改革・開放期以降、現在まで/中国をみる際の留意点
    2 中国の経済情勢
    概況/景気情勢、物価動向/輸出入の動向/直接投資受け入れ状況および外資政策の推移/人民元相場の動向/金融政策/財政政策/国有企業改革/金融改革/行政改革
    3 「中国リスク」の検討
    経済成長の維持/対外債務の返済能力/人民元の安定維持

    3章 香港経済影響

    1 返還前の香港
    着任時の印象/返還後の香港の見方――政治・社会面/返還準備作業
    2 香港返還
    返還式典/返還後の香港の見方――経済面
    3 アジア通貨危機の影響
    香港ドルへの投機拡大/デフレ圧力の高まりと政府、香港MAの対応/市場の安定化と実体経済の調整継続
    4 香港の将来展望
    返還前の懸念と現実の姿/考慮すべきことと将来の姿

    4章 日本はアジアとどう関わるべきか

    1 アジアにおける日系企業の活動状況
    アジア通貨危機と日経企業/企業の為替変動リスクへの対応
    2 アジアにおける邦銀の活動状況
    邦銀のアジアへの進出/最近の動向
    3 アジアにおける日本の役割
    わが国経済の安定的発展/アジア諸国と先進諸国との架け橋としての役割/国際資金協力と海外技術支援/円の国際化/アジア一体化への展望/アジア戦略における中国との協力/アジア諸国への理解

    主要参考文献
    あとがきにかえて―――岡崎嘉平太せんせいとの「えにし」
    アジア通貨危機関連年表

著者・監修者プロフィール

大西 義久(おおにし よしひさ)

1948年広島市生まれ。1971年東京大学法学部卒業、日本銀行入行。1974年フランス政府給費留学。1977年香港大学留学。1981年在北京日本大使館出向。1988年パリ事務所長。1991年国際局為替課長。1993年岡山支店長。1995年国際局次長。1996年香港駐在参事。現在、日本銀行情報サービス局長。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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