各界で人材の質の低下が深刻化している。産業界を中心にその惨状に警鐘を鳴らし、教育現場の荒廃を告発。硬直した文部行政、変化を拒む教員などがもたらす弊害を究明する。綿密な取材を基に、教育のあり方を問う。

教育を問う

定価:本体1,400円+税
発売日:2001年07月18日
ISBN:978-4-532-14929-1
上製/四六判/329ページ
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各界で人材の質の低下が深刻化している。産業界を中心にその惨状に警鐘を鳴らし、教育現場の荒廃を告発。硬直した文部行政、変化を拒む教員などがもたらす弊害を究明する。綿密な取材を基に、教育のあり方を問う。

目次

  1. 1章 日本が沈む

        1 学びを忘れ 日本が沈む
        2 引きこもる学校
        3 プロが危ない----もの考えぬ“受験王”
        4 競争の大波が名門を動かす
        5 淘汰の覚悟がない大学
        6 よどむ職員室
        7 情報が乏しい学校探し
        8 「ゆとり」の落とし穴
        9 人物二価
        10 自由と規律----「良き市民」はどこへ

    2章 教えの衰退

        1 「やさしさ」の罪
        2 ざぶとん争い----「自治」を盾に動かぬ大学
        3 錆びつく授業
        4 「スローガン行政」----夢に溺れ、現場は困惑
        5 公共事業もどき
        6 上と下見て事なかれ
        7 「自立」という孤立----社会性を育てる舞台喪失

    3章 ゆたかさに溺れる

        1 さよなら日本----公立不信、「ゆとり」に不安
        2 使えないテスト----思考求めず意欲も摘む
        3 明日を見ぬ宿り木
        4 登れぬエベレスト----促成の勝利に一喜一憂
        5 就職迷子
        6 あこがれの対価----競い合い、自分を測る
        7 限界に来たしつけのない社会

    4章 もう一つの社会主義

        1 配給型行政----過剰介入が創意を奪う
        2 禁じられた学校
        3 大学を縛る鎖
        4 「公平」という画一----教委が統制、校長動けず
        5 ここにも護送船団
        6 太平洋に独り----規制の「鎖国」が凋落を招く

    5章 知の大競争

        1 落日のテクノロジー
        2 タコツボ太平楽
        3 因材施教----異才伸ばさず立ち枯れ
        4 ことばは国力
        5 リーダーはどこに----集団に「個」が埋もれる

    6章 「新しい知」を競う世界

        1 アメリカ(1)----公立校、市場原理で活気
        2 アメリカ(2)----多様化する教育形態
        3 中国----高学歴を狙うカリキュラム
        4 ニュージーランド----住民が学校運営に参加
        5 ベトナム----津々浦々にあふれる学習熱

    7章 再生への模索

        1 改革のドミノ
        2 変化の触媒
        3 鎖を断つ公立----目標掲げタブーに挑む
        4 先端の知を企業が運ぶ
        5 画一の打開へ地方が動く

    8章 知の再生法 わたしの考え

        1 好き嫌いなく学習を----本庶佑氏(前京都大学医学部長)
        2 創造性は基礎から生まれる----西室泰三氏(東芝会長)
        3 教科書検定は創意を奪う---宇沢弘文氏(東京大学名誉教授)
        4 理科教育の時間は工夫で増やせる----有馬朗人(元文部大臣)
        5 科学立国に逆行する文部行政----
          秋元勇巳氏(三菱マテリアル会長)
        6 先生に余裕を与えて授業を充実----
          森本芳男氏(墨田区立本所中学校長)
        7 「忠実」から「誠実」へ----香西泰氏(日本経済研究センター)
        8 「心の知恵」を授けよう----瀬戸内寂聴さん(作家)

    9章 改革への青写真

        1 競争をバネに
        2 学校リセット
        3 疑え「マイモラル」
        4 いつでもドア
        5 一律から自立へ
        6 マックス・ウェーバーの遺言
        7 全球化に挑め
        8 学び続ける社会

    ドキュメント 迷走する教育改革

        1 2001年度予算攻防(1)----検証のない予算作り
        2 2001年度予算攻防(2)----配分をゆがめる既得権
        3 教育改革国民会議最終報告----「学力低下」は素通り
        4 教科書検定----学力低下に拍車をかける
        5 小泉内閣の課題(1)----新学習指導要領の欠点を直視せよ
        6 小泉内閣の課題(2)----「官僚主導」からの脱却

    アンケート 各界の教育に関する意識調査

        1 496大学学長に聞く----「学力低下」88%が実感
        2 社長百人に聞く----
          社員の能力低下で、半数が「業務に支障懸念」
        3 全国首長アンケート----学校改革の機運が高まる

    教育改革 識者の提言

        1 大学の参入規制を撤廃----
          八代尚宏氏(日本経済研究センター理事長)
        2 産学連携へ大学院を開放----佐々木元氏(NEC会長)
        3 大学入試を廃止、新体制に移行----
          橋爪大三郎氏(東京工業大学教授)
        4 小中高校にも評価機関を----中谷巌氏(多摩大学教授)
        5 科学教育の強化に全力を----
          井村裕夫氏(総合科学技術会議議員)

    読者の声

    苦学楽学

著者・監修者プロフィール

日本経済新聞社 (にほんけいざいしんぶんしゃ )

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