議論沸騰! 注目の制度を解説する最新の入門書。格差が是正? 賃上げ実現? 非正規解消? 素朴な疑問にプロが答える。

同一労働同一賃金の衝撃
「働き方改革」のカギを握る新ルール

山田久
定価:本体1,800円+税
発売日:2017年02月24日
ISBN:978-4-532-32129-1
並製/四六判/248ページ
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おすすめのポイント

議論沸騰! 注目の制度を解説する最新の入門書。格差が是正? 賃上げ実現? 非正規解消? 素朴な疑問にプロが答える。

安倍晋三政権が打ち出した格差是正・賃金底上げのための目玉政策、「同一労働同一賃金」。本書は、この新たなルールを基礎から理解するための格好の入門書です。政府が参考にしている欧州の実態や2016年12月に公表された「同一労働同一賃金ガイドライン案」など最新の動きを踏まえた内容となっており、自社の課題把握や法改正に備えた検討にも役立ちます。

同じ働きに対しては同じ賃金を支払う――この一見すると当たり前のことが日本ではなぜ実現しなかったのか? 欧米企業と日本企業との違いはどこにあるのか? 同一労働同一賃金の議論の背景にある不公平感や社会の実態にも目を配りながら、誰もが疑問に抱くポイントをていねいに説明します。

安倍政権の最大の狙いは、非正規労働者の処遇改善、正規社員との賃金格差の是正です。実は、政府が参考にする欧州では近年、賃金格差が広がる傾向にあります。同一労働同一賃金というルールを導入すれば賃上げが実現する、という単純な図式ではありません。

日本企業の賃金は若い頃は安く、年齢が上がるに従って引き上げられるのが一般的。その背景には、労働者が生活に必要なお金を必要となる時期に支払うという、企業に対する社会的な要請があります。こうした仕組みと同一労働同一賃金は共存できるのでしょうか。新たなルールは、企業や従業員ばかりでなく、社会全体に大きな影響を及ぼす可能性があるのです。

本書は、複雑な問題をはらんだ同一労働同一賃金をさまざまな角度から解説するとともに、導入する際はどのようなステップを経るべきかについても、踏み込んだ検討をしています。 この問題を考える際、最初に手に取りたい一冊です。

目次

  1. プロローグ なぜいま、同一労働同一賃金か

    第1章 ハードルは何か――日本的公平との確執

    第2章 欧州の実態――同一労働同一賃金の「虚・実」

    第3章 公平さを実現するには――短期の視点と長期の視点

    第4章 企業は活性化するか――公平と活力、両立への道

    第5章 「日本型」実現の可能性――働き方・暮らし方の改革へ

    エピローグ 社会改革の方向性

著者・監修者プロフィール

山田 久(やまだ ひさし)

(株)日本総合研究所調査部長/チーフエコノミスト、博士(経済学)
1987年京都大学経済学部卒業、同年住友銀行入行、91年(社)日本経済研究センター出向、93年(株)日本総合研究所出向、調査部研究員、2003年経済研究センター所長、05年マクロ経済研究センター所長、07年ビジネス戦略研究センター所長、11年(株)日本総合研究所調査部長、13年法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科客員教授、16年より同兼任講師。この間、2003年法政大学大学院修士課程(経済学)修了、15年京都大学博士号取得。
主要業績に、『失業なき雇用流動化――成長への新たな労働市場改革』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『北欧モデル――何が政策イノベーションを生み出すのか』(共著、日本経済新聞出版社、2012年)、『市場主義3.0――「市場vs国家」を超えれば日本は再生する』(東洋経済新報社、2012年)など多数。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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