日銀がいくら資金供給を増やしても、貸出や株式市場にお金が流れない! 第一線の日銀ウオッチャーが、量的緩和以降のマーケットの異常事態を報告、インフレ目標政策の具体的手法などを検討、検証する。

日銀は死んだのか?
超金融緩和政策の功罪

加藤出
定価:本体1,600円+税
発売日:2001年11月15日
ISBN:978-4-532-14946-8
上製/四六判/234ページ
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おすすめのポイント

日銀がいくら資金供給を増やしても、貸出や株式市場にお金が流れない! 第一線の日銀ウオッチャーが、量的緩和以降のマーケットの異常事態を報告、インフレ目標政策の具体的手法などを検討、検証する。

目次

  1. はじめに

    第1章 量的緩和下で進行するマーケットの異変
        1 機能麻痺状態になった短期市場
        2 当座預金ターゲットによる量的緩和とは
        3 効果が見えてこないマクロ経済
        4 「タンス預金化」する余剰資金

    第2章 量的緩和策はな効かなかったのか
        1 量的緩和はマネーの「ブラックホール」
        2 マネタリーベースという幻想
        3 株式・為替市場に向かわない余剰資金
        4 日銀が当座預金引き上げに慎重だった理由
        5 時間軸効果とポートフォリオバランスの問題
        6 なぜ国債買切オペ増額をしてもインフレが起きないのか
        7 FRBの量的引き締め策は有効だったか

    第3章 誤解だらけのインフレターゲティング政策
        1 過熱する導入議論
        2 海外のインフレターゲティングの実態
        3 未達成時の罰則規定をどうするか
        4 スウェーデンのプライスレベルターゲティング

    第4章 日銀に打つ手はあるか
        1 これまでの金融政策を延長する
        2 為替レートを円安誘導する
        3 変わり種の金融政策
        4 非伝統的金融政策:「不健全な領域」

    第5章 日銀国債引受によるインフレ政策は可能か
        1 インフレ政策導入に至る背景:構造改革の挫折
        2 インフレ政策の劇的な成功
        3 国債売りオペでインフレは制御できたか
        4 インフレ政策化の日本経済の変化
        5 高橋インフレ政策に対する海外の視線
        6 行き詰まるインフレ政策

    第6章 FRBの国債価格維持政策とアコード
        1 アメリカにも存在したゼロ金利
        2 FRBの国債価格維持政策と「アコード」の締結
        3 デフレ下のアコードはどうなるか?

    第7章 インフレ政策は日本を救うか?
        1 現代の日本でインフレ政策は有効か
        2 インフレターゲティング導入の際の警戒点

    主要参考文献

著者・監修者プロフィール

加藤 出(かとう いずる)

1965年生まれ。88年横浜国立大学経済学部国際経済学科卒、東京短資株式会社入社。金融先物セクション、CD・CPセクションなどを経て現在、東京短資営業部部長代理(インターバンクセクション)、東短リサーチチーフエコノミスト。市場参加者向けニューズレターの発行、講演、雑誌、寄稿、テレビ東京「モーニングサテライト」コメンテーターなど、マーケットの視点から金融政策および短期市場を分析している。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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