就活、婚活、臓器移植……。これまで解決できなかった市場の課題に処方箋を書く新しい経済学をノーベル経済学賞受賞の著者が解説。

Who Gets What(フー・ゲッツ・ホワット)
マッチメイキングとマーケットデザインの経済学

定価:本体950円+税
発売日:2018年09月05日
ISBN:978-4-532-19873-2
並製/A6判/384ページ
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おすすめのポイント

進学、就活、婚活、臓器移植……
マーケットデザインが社会を変える

☆進学、就職活動、婚活(カップリング)、そして臓器移植……。世の中には、価格だけでは需要と供給を調整できない「市場」がある。そして、この「市場」において、お互いに相手から選ばれなければ得られないものを、どうやって手に入れるのかを表す言葉が「マッチング(組み合わせ)」だ。

☆最適なマッチングは、市場にまかせているだけでは、必ずしも効率的に成立しない。そこで、どのようなルールを市場に導入すれば最適なマッチングが効率的に実現するのかを研究し、市場を設計するのが、マーケットデザインと呼ばれる新しい経済学だ。

☆本書の著者、アルビン・ロスはマッチングとマーケットデザインの研究で先進的な成果を挙げ、2012年のノーベル経済学賞を受賞した。本書は、世の中の仕組みを大きく変える理論を、一般読者向けにわかりやすく(数式などは使わず)、そして面白く、研究者自身が解説する話題作。

☆臓器提供者と患者、研修医と病院など、著者の研究がさまざまな分野で現実に適用され、私たちの日々の生活を変えつつある。ロス教授の語り口は抽象的な理論に終始することなく、マーケットデザインをいかに適用すればよいのかにまで踏み込み、知的な読者の好奇心を強く喚起する。

【解説】小島武仁 スタンフォード大学経済学部准教授

目次

  1.  第Ⅰ部 市場はどこにでもある
    第1章 はじめに――どんな市場にも物語がある

    第2章 1日のさまざまな活動を支える市場

    第3章 命を救う市場プログラム

     第Ⅱ部 挫かれた欲求――市場はいかにして失敗するか
    第4章 抜けがけ

    第5章 速すぎる取引

    第6章 混雑――厚みのある市場がすばやく機能しなくてはならないわけ

    第7章 高すぎるリスク――信頼性、安全性、簡便性

     第Ⅲ部 市場をよりスマートにし、より厚みをもたせ、より速くするためのデザインの発明
    第8章 病院と研修医のマッチングはどう進化したか

    第9章 安心できる学校選択へ

    第10章 シグナリング

     第Ⅳ部 禁じられた市場と自由市場
    第11章 不快な市場、禁じられた市場……そしてデザインされた市場

    第12章 自由市場とマーケットデザイン

    解説 ロス教授と新時代の経済学(スタンフォード大学経済学部准教授 小島武仁)

著者・監修者プロフィール

ロス,アルビン・E(ろす あるびんいー)

スタンフォード大学教授(経済学)
ゲーム理論、マーケットデザインの分野で世界をリードする経済学者。2012年には、ロイド・シャープレーとともに、「安定配分理論と市場設計の実践」の研究に対しノーベル経済学賞を受賞。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

櫻井 祐子(さくらい ゆうこ)

京都大学経済学部経済学科卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学で経営学修士号を取得。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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