今年1月、20年間投資の利益が非課税になる「つみたてNISA」がスタート! 数ある非課税制度をどう使えば得なのか、徹底解説。

“税金ゼロ”の資産運用革命
つみたてNISA、イデコで超効率投資

定価:本体1,400円+税
発売日:2018年01月29日
ISBN:978-4-532-35760-3
並製/四六判/352ページ
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おすすめのポイント

NISAとイデコをうまく活用すれば数百万円の得も!
非課税投資制度の充実で、資産運用の大改革が始まる!

2018年1月、大注目の「つみたてNISA」がいよいよスタート。イデコ(iDeCo、個人型確定拠出年金)も2018年からボーナス時の集中拠出が可能になったうえ、金融機関の口座費用の引き下げも進みます。

各制度には多くの誤解があり、正確に知らないために間違った使い方をしがちです。そうした誤解を詳しく説明、どう使えば最大限の利益を得られるのか、具体的な投資ノウハウまで踏み込んで解説します。
つみたてNISAでますます注目される積み立て投資の効果と注意点、また、賢い長期国際分散投資の手法もわかります。

【主な内容】
<NISA編>
・2050年に女性の4人に1人は98歳まで生きる。イデコ+NISAで約2000万円の備えも可能
・投信コスト革命加速! 信託報酬0.1%台の超低コスト投信も続々登場
・投信全体の手数料は上昇。低コスト商品を選ぶ人だけ得をする
・信託報酬の差で30年間の成績は2倍近くの差に
・投信の実質コストに注意。信託報酬の4・2倍に達するものも
・「一般NISAがつみたてNISAより累計非課税枠が少ない」は間違い
・大きな値上がりかリスク回避か。投資期間別にわかる損しないNISAの活用法
・一般NISA、「評価損ならロールオーバー」は本当に正しいか
・一般NISA、ロールオーバーの上限撤廃で実質的に非課税枠拡大

<イデコ・企業型確定拠出年金・その他編>
・イデコは年末の集中拠出も可能に。その場合、最低口座管理費用は2017年までの年2004円から年871円に低下
・「イデコは現役の全員が入れる」は間違い
・「年収650万円ならイデコの節税8万2000円」というミスリード
・イデコの節税効果は浪費で消えがち
・つみたてNISAとイデコ、おすすめ金融機関と避けるべき金融機関は?
・意外に税金がかかるイデコの受給時。最も有利な受け取り方法は?
・イデコ受給時に一時金と年金の併用ができない金融機関も
・イデコよりお得な企業型確定拠出年金、有効活用策は?
・企業型確定拠出年金で増える「給与減額方式の選択制」。選ぶべきでない人は?
・生保の個人年金保険はイデコより不利
・自営業者向けに終身で受給できる国民年金基金。節税効果を入れると利回りは意外に高い

<運用・ライフプラン編>
・世界株の20年投資では資産は平均4.6倍、リーマン直後の最悪期でも1.7倍に
・目標リターン別のおすすめ資産配分は?
・「高金利通貨はお得」は間違い
・「つみたて投資ならいつも平均コストが下がる」は間違い。しかし「心理の罠」を防げ、急落から早く回復
・NISA・イデコを原資に公的年金を繰り下げ増額、100年安心プランを
・数年内に訪れる下落局面、あなたはどうする?

目次

  1. 序章 「お得な制度と商品」を使う人だけが有利に
    広がる税金ゼロ革命、イデコもさらに進化
    長寿化で老後資金作り急務
    同時に進む手数料ゼロ革命
    税制優遇制度以外の商品の販売手数料は上昇
    自営業向け元本確保型の税優遇も
    併用でNISAとイデコを使い倒す
    カギは長期分散投資の知識

    第1章 つみたてNISAの衝撃
    1 二つのNISAの特徴と違い
    運用益がまるまる非課税
    売るとその非課税枠は消失
    金額と期間、商品で大差
    2 なぜ商品が絞り込まれたのか
    会場が緊張した森長官のスピーチ
    一般NISA、過半数が60歳以上
    「長期・分散・低コスト」を促すつみたてNISA
    金融庁がインデックス型にこだわる理由
    アクティブ型、日本でも海外でも平均に負ける傾向
    個人の保有比率はまだ低いインデックス型
    3 Q&Aで知るつみたてNISAの仕組み
    積み立てできる頻度は最少で年2回、最多で毎日
    個別株や預貯金は対象外、投信も厳選
    金融機関によって取扱商品数に大差
    一般NISAと同じ年の併用は不可
    4 積み立て投資なら長期下落の日経平均でも大幅利益
    5 つみたてNISAで加速した低コスト革命
    運用各社が「最安値」を目指す
    外国株投信で「目玉」が登場
    バランス型、非課税枠を失わない利点
    アクティブ型、好成績の投信も目立つ
    値動きの激しい投信が積み立てで力を発揮も
    6 投信の「真のコスト」も忘れずに
    実質コストが信託報酬を大きく上回るケースも
    新興国型や中小型で大きい実質コスト

    第2章 一般NISA──見過ごせない大きな投資枠
    1 非課税枠がつみたてNISAより小さいという説明は不正確
    2 損を出さない運用は?
    5年の制約がもたらす長期投資の難しさ
    株だけなら4分の1の確率で損
    利益3割を狙うなら分散投資で確実性を高める
    長期投資なら株主体で
    3 難しい出口戦略とロールオーバー
    ロールオーバーが可能な額はいくらか
    ロールオーバー後上昇ならお得
    ロールオーバー後値下がりすればさらに損
    評価益の場合も株価の先行きで判断
    ロールオーバー上限撤廃で実質非課税枠拡大も
    つみたてNISAへの切り替えでロールオーバーは不自由に
    一般NISA継続も選択肢
    コラム:インデックス投信の聖地訪問記

    第3章 「老後資金作りの王様」イデコ
    1 注目される3段階での税制優遇
    加入者急拡大だが普及率は低水準
    イデコ活用で老後資金は600万円の差も
    2 18のQ&Aでイデコの仕組みを徹底理解
    実は「現役世代全員が入れる」わけではない
    自分の節税額を知る二つの方法
    不正確な節税計算サイトも
    節税試算でおすすめは中央労働金庫
    18年からボーナス時などの一括拠出も可能に
    18年から下限額が「月5000円」→「年6万円」に
    掛け金は12~11月の区切りで年1回変更可能
    主婦(夫)は「手数料負け」に注意
    18年5月から小企業では事業主が掛け金上積みも
    所得税は年末調整などで還付、住民税は翌年安くなる
    70歳まで受け取りを伸ばし90歳まで運用を継続も
    加入者が亡くなったら遺族に
    3 金融機関はどうやって選ぶか
    増えてきた口座管理費用の金融機関分0円
    国民年金基金連合会分を含めて年800円台も
    「日光消毒」効果で低コスト投信の品ぞろえが拡大
    口座管理費用より投信コストの差のほうが圧倒的に大きい
    おすすめしづらい金融機関もまだ多数
    コストだけでなくサービスの違いにも注目
    サービスが一覧で比較できる「iDeCoナビ」
    国民年金基金連合会が事業主向け電話相談を実施
    4 お得な受給方法を考える
    一時金と年金で異なる税制
    退職所得控除は企業からの退職金と別枠ではない
    イデコの受給だけを実質的に遅らせると税金減も
    「空白の5年間」の活用でさらに有利に
    一時金と年金、併用ができない金融機関も
    おすすめは「究極の税負担減+将来の公的年金増加策」
    中小企業従業員や自営業者こそ恩恵

    第4章 企業型確定拠出年金──有効活用が老後を左右
    1 メリットを活かしきれていない実態
    基本はイデコよりお得
    二極化する商品内容
    通算利回りが1%程度では不十分
    マッチング拠出はイデコと同じ節税効果
    2 進まぬ抜本改革
    期待外れの改正論議
    米欧に大きく遅れる資産形成
    3 毀誉褒貶の激しい選択制
    増える給与減額方式の仕組み
    税金・社会保険料は減るがデメリットも
    高収入の大企業社員はお得
    所得の低い中小企業従業員は熟慮を
    選択制企業でもDC掛け金を選ばなければイデコ加入可

    第5章 元本確保型の税優遇商品も活用
    1 終身という強い味方、国民年金基金
    掛け金で節税になるのはイデコと同じ
    実質利回りは2~3%にも
    2 小規模企業共済──イデコ・国民年金基金とは別枠で所得控除
    経営者のための退職金制度、掛け金で節税効果
    借り入れも可能で使い勝手が良い
    3 生保の個人年金保険はイデコより不利
    過去最高を更新した契約件数
    現在の低金利で数十年固定される
    会社が導入していれば使える財形貯蓄
    財形の非課税効果は今やないも同然
    住宅財形の融資金利は競争力低下

    第6章 投資は本当に難しいのか
    1 世界経済の成長に乗る
    世界の株価は世界経済の成長にともなって上昇
    新興国での人口増などが経済拡大を牽引
    急上昇月に投資していないと値上がり益は半分弱に
    世界株に20年投資だと平均で4.7倍に
    50歳以降でも有効な長期投資
    変動を抑えるには債券などとの資産分散も
    コラム:債券って何? なぜ株価と逆に動く?
    2 株の比率が高いと長期で増えやすいが下落時は急減
    GPIFの新資産配分を参考にする手も
    配分比率を考える三つの言葉「リスク」「リターン」「相関係数」
    今後10~15年の資産ごとのデータ
    値動きの異なる資産の組み合わせが大事
    サイトを活用して自分で配分も
    国内債券は個人向け国債変動10年型も候補
    年に1度はリバランスを行う
    3 「高金利通貨はお得」は間違い
    中期的に円高転換も
    デフレの国の通貨は上がる
    円安の今、ドル投資すると資産の目減りも

    第7章 積み立て投資の誤解と真実
    1 失敗確率が低い積み立て投資
    積み立て投資 五つの効用
    平均購入単価がいつも下がるとは限らない
    一括投資のほうがもうかることも
    世界株の長期投資、積み立てなら一時的な急減も
    2 積み立て投資は出口戦略が重要
    3 心理の罠を防ぎ「保有者損益」を改善
    投信の成績を下回りやすい保有者損益
    投信は高値で買われて安値で売られる
    インデックス型投信が堅調な理由
    投資のセオリーはやはり健在
    4 安くなるまで待たなくてもいい
    5 積み立て投資は回復が早い

    終章 人生100年時代に向けたNISAとイデコ活用のロードマップ
    1 税優遇制度をまず優先
    資産の置き場が重要に
    NISAやイデコの中だけで最適配分を考えない
    2 「100年人生」のロードマップを作ろう

    おわりに──「我慢力」試される時期が近く訪れる?

著者・監修者プロフィール

田村 正之(たむら まさゆき)

日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員、証券アナリスト(CMA(R))、ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))
1986年、早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社に入社し、証券部、「日経マネー」副編集長、生活経済部次長などを経て現職。
著書に日経文庫『はじめての確定拠出年金』『老後貧乏にならないためのお金の法則』『世界金融危機でわかった! しぶとい分散投資術』『月光!マネー学』(以上、日本経済新聞出版社)、共著に『日本会社原論5』(岩波書店)など。講師歴に立正大学(パーソナルファイナンス概論、非常勤)、一橋大学(寄付講座、アセットマネジメント論)、早稲田大学エクステンションセンター(老後資金形成)、日本ファイナンシャル・プランナーズ(FP)協会などでFP向け研修など。田村優之の筆名で執筆した小説で開高健賞。経済青春小説、ポプラ文庫『青い約束』は14万部超のベストセラー。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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