ビジネス名著大全

「目利き」が選んだ最良のブックガイド!

橋本忠明 著

まえがき

「一読の価値ある新刊書」を紹介する—。

 誠に不思議な縁で、私はこれまで30年間、ほぼ毎日のように本を読み、その内容を紹介する、という人生を送ってきた。それも、いわゆるビジネス書を中心に。

 1987年6月に、「〝一読の価値ある新刊書〟を紹介する月刊誌」と銘打った「TOPPOINT」を創刊した。文字通り、毎月、厳選したビジネス書の概要を紹介し、その書籍を販売するという、「ビジネス書のブック倶楽部」の中核となる月刊誌である(当初3年間の誌名は「PB  REPORT」)。

 「〝一読の価値ある新刊書〟を紹介する」と謳った以上、看板倒れにならぬよう、毎日毎日、むさぼるようにビジネス書を読んだ。そうして雑誌を刊行し続けるうちに、経営者や管理職をはじめとする読者の方々から、ビジネス書だけでなく、国際問題や文化・思想、人生論をテーマとする本など、幅広く紹介してほしいという要望が高まり、扱うジャンルを徐々に拡げていった。

 やがて3年、5年と経つうちに、著名な経営者の方々をはじめ、様々な人たちが、新聞、雑誌、書籍、ブログなどで、小誌を高く評価してくださるようになり、それは今日に至るまで続いている。こうした温かいご支援にも励まされ、30年間発行を続けることができた(創刊の経緯については、あとがきで少し触れたい)。

 そしてこのたび、創刊30周年の記念に、「これまで紹介してきた本の中から、さらに厳選した良書を紹介したらどうか」とのお誘いをいただいた。このご提案を形にしたのが、本書である。

 取り上げる本を選ぶに際しては、次のような基準を設けた。

・企業経営に関する書で、実践的かつ実用性の高いもの
・これまでに出版されたビジネス書の中で、とりわけ意義・存在感のあるもの
・名著・良書として評価の高いもの/『TOPPOINT』読者の評価も高かったもの

 こうして一応基準は定めたものの、過去に取り上げた書籍は、いずれもその時々で一読の価値ありと判断したものばかり。改めて読み返すうちに、「あれも紹介したい、これも紹介したい」と候補は膨れ上がり、当初は軽く200冊を超えてしまった。今回は、紙幅のこともあるので、90冊を選り抜いた。

次のページ:章立て(紹介書籍の分類)について

関連著者・監修者

橋本 忠明(はしもと ただあき)

パーソナルブレイン代表取締役 「TOPPOINT」編集長
1954年京都市生まれ。1977年同志社大学経済学部卒業後、繊維商社、国際物流会社を経て、1987年にビジネスパーソン向けの「ビジネス書フック倶楽部」を設立。会報誌(現「TOPPOINT」誌を創刊し、会報誌を媒体としてビジネス書の販売を開始する。翌88年、株式会社パーソナルブレインを設立。2004年から「読者が選ぶベストブック」と題したアンケート投票を開始。17年より「TOPPOINT」大賞と改名。「TOPPOINT」は一万人以上の読者を持ち、経営・エグゼクティブ層などビジネス書好きにファンが多い。

※本データは、小社での最新刊発行当時に掲載されていたものです。

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