「ロジカルゴルフ」を理解・練習し、冬の間にレベルアップしよう!

「大網セミナー」潜入レポート

書斎のゴルフVOL.37

最初に自分の練習量などを確認、上達実現の目標回数を設定する

朝の9時半、大網グリーンゴルフの研修室で「ロジカルゴルフ」の講義が始まる。尾林プロがホワイトボードにゴルフレンジにおける「練習時の心得」を書き、「調査票」と書かれた用紙が配られる。尾林プロが受講者に言う。

「『調査票』に自分が1年間に行った練習量やラウンド数を記入してください。練習量はレンジとコース練習場で打った球数です。年間1万球は打って欲しいです。家で行うパット数は年間6000球。ラウンド数は年間20ラウンドを行って欲しい。これが上達への最低ノルマになります。しかも、これだけ練習して、平均スコアは1年間で2~3しか縮まらないことを理解してください。ちなみに私、尾林は現役時代、年間レンジで12万球、パットは3万球を打っていました」

この調査票は「大網セミナー」に参加した際、最初に必ず書かされるものだ。これによって、練習意欲を湧かせることが尾林プロの狙いであり、実際、球数やラウンド数が増えれば上達効率がアップする。それも上達ゴルファーになればなるほど、家で行うパット数が増える傾向がある。パットの重要性が身に染みてくるからだ。

「『調査票』の下欄は1年以内の目標平均スコア、達成したいベストスコア、コースで防ぎたいミスパターンを具体的に記入してください。風やライ、レイアウトや使用クラブなど、ミスパターンが具体的にわかるようになれば、コースに出ても崩れなくなります。最重要ポイントがわかり、気をつけてラウンドできるようになるからです。もちろん、ミスパターンを改善する練習を行うことも重要ですし、コースで克服できれば大きな自信になります」

尾林プロがピラミッド図を描く。底辺が「思考技術」であり、その上が「設計図」、さらに「自己評価」、「修正」となる。つまり、まずは思考技術をアップしなければ上達はないということだ。

「1つのショットを打つために様々な思考技術を巡らし、最善となる攻略の設計図を描き、実際にショットを行い、その結果を自己評価し、良くない部分を修正する。それを繰り返すことで、スコアアップを果たすことができるのです」

球を打つ前に何も考えず、ただピンを目がけて打ち、結果を分析せず、修正しないのでは、上達することは無理ということである。そして、ラウンドを行ったら、必ずその内容をノートに書くようにし、次回のラウンドまでに課題を克服できるように練習をしなくてはならない。そのことをまず自覚させたいと尾林プロは考えている。それが「練習時の心得」の大前提なのだ。

「打席練習はコースでレベルアップするためのステップであることを理解してください。また、打席練習は必ず目的を明確にして行うこと。目的のない練習はただの運動に過ぎません。

そして、『体の動きクラブの動きインパクト感打たれたボール』の4つを常に意識してつなげるようにしてください。そうすれば、現実のショットがどうしてそのようなボールになったかがよくわかるようになります」

尾林プロによれば、「停滞ゴルファー」は体の動きと現実のボールしか興味がないという。しかし、大事なのはその間の要素なのだ。

「こういうボールになったのは、こういう当たり方をしたからで、それはこういうクラブの動きがあったからで、それはこういう体の動きがあったと、逆算できなければいけません。そういうつなげる意識を習慣づけることが大切です。つなげられなければ例えナイスショットしても偶然に過ぎません。ナイスショットを必然にするには先ほどの4つの要素をつなげられるようになること。それには練習からその習慣をつけることなのです」

次に、尾林プロはスコアアップを果たすには3つのマネジメントをレベルアップする必要があると説く。それはコース攻略とスイングマネジメント、そして感情管理である。練習においてはスイングを管理できるようにならなくてはいけない。ということで、スイングマネジメントに関する深い講義に移っていく。

次のページ:5つの「タイムボックス」を設定、チェックポイントを入れていく

関連記事

もっと見る

now loading